名称 MIRS1202 標準部品試験計画書
番号 MIRS1202-PLAN-0002

最終更新・2012.6.15

版数 最終更新日 作成 承認 改訂記事
A01 2012.6.15 木村 青木 初版

目次




1.はじめに


本ドキュメントは、MIRS1202の標準部品の動作試験ついて記したドキュメントである。
また、試験結果については
MIRS1202 標準部品試験報告書に記す。

2.試験項目


試験を行う対象の部品、試験項目、担当者、試験予定日を以下に示す。


試験対象 試験項目 担当者 予定日 備考
電源ボード
  • 部品配置チェック
  • 導通チェック
  • 動作試験
  • 木村、佐藤 6.15
    ドータボード
  • 部品配置チェック
  • 導通チェック
  • 動作試験
  • 伊與田、前川 6.15
    モータ制御ボード
  • 基板の確認
  • 試験プログラムの実行
  • 二見、森川 6.22
    超音波センサボード
  • 部品配置チェック
  • 導通チェック
  • 試験プログラムの実行
  • 秋山、松永 6.22



    3.試験方法


    それぞれの試験の部品配置チェックは、各試験対象ボード、はんだごて、はんだ、はんだ吸い取り線を使用して目視にて基板と実装図を確認する。
    導通チェックは各試験対象ボード、はんだごて、はんだ、はんだ吸い取り線、テスターを使用して回路図と見比べながら各部品が繋がっているかどうか、VccとGNDがショートしていないかをテスターで調べる。導通チェックは担当2人で1人1回、計2回の試験を行う。
    動作試験にて使用する器具や試験方法は、下の表を参照。


    試験対象 動作試験内容 備考
    電源ボード バッテリー(定格7.8V)をそれぞれ特定のCHに接続した際
  • CPUスイッチがONのとき、CH2に出力される電圧が5.1V
  • MPCスイッチがONのとき、CH4に出力される電圧が6.1V
    となればよしとする。また、誤差として制御系の出力は5V台前半、駆動系出力は6V台を許容範囲とする。
    詳しくは MIRS1102 電源ボード試験仕様書 を参照
    CHの位置は 電源ボード実装図 を参照
  • ドータボード ドータボードは単体での動作試験を行うことができないので、ほかの基板、FPGA内モジュールの動作試験を行うことで試験する。
    単一のタッチセンサと白線センサとOn/Off I/Oデータ取得試験プログラムを用い、ディスプレイにおいて各ポートの出力が変化することを確認し動作試験とする。
    その際、白線センサの可変抵抗は適当な値にしておく、また出力が変化しないポートがある場合は報告書にて報告する。
    詳しくは MIRSMG3D ドータボード基板試験仕様書 を参照
    その際 MIRSMG3D On/Off I/Oデータ取得試験プログラム を使用する
    モータ制御ボード モータ制御ボードの試験方法に関しては
    MIRS1202-ASBY-0001
    MIRSMG3D MTCB試験仕様書 を参照
    超音波センサボード  メジャーを使って、超音波センサから反射板までの距離を30cm〜190cmまで20cm刻みに変え、その度に超音波距離計測を行う。そのときディスプレイに表示される値とメジャーで測った値を比較する。30cm〜90cmまでは誤差10%以内、110cm〜190cmまでは誤差5%以内で動作試験合格とする。
     また、超音波センサ測定可能範囲を調べる。具体的には、ディスプレイに表示される値が9999になるまで、超音波センサから反射板までの距離を30cmから1cmずつ近づけ、最短何pまで測定可能か調べる。同じように、反射板を超音波センサから距離190cmから10pずつ離していくとき最長何pまで測定可能か調べる。
     親機1台、子機3台でこれを行う。超音波同士の干渉を防ぐために、親機の試験は親機のみ接続して行い、子機の試験は1台ずつ行う。
     識別コードの検証として、超音波センサボードの子機2台を繋げた親機をCPUボードに接続し、それぞれの固有識別番号を同じ01Hとしてテストプログラムを超音波が干渉しないように実行したとき、どのような値がディスプレイに表示されるか調べる。その後、子機に取り付けられていたPICを、他の子機に取り付けられていたPICと入れ替えていったときでも、正常に動作するか調べる。
    詳しくは MIRSMG3D 超音波センサボード試験仕様書及びMIRSMG3D 超音波距離計測試験プログラム を参照







    沼津工業高等専門学校 電子制御工学科