名称 MIRS1202 モータ制御ボード試験計仕様書
番号 MIRS1202-ASBY-0001

最終更新日:2012.6.15

版数 最終更新日 作成 承認 改訂記事
A01 2012.6.15 二見、森川 初版

目次




1. 目的


本ドキュメントは、モータ制御ボードの動作試験の方法について記したドキュメントである。


2. 基板の確認

2.1 作業手順
実装図(MIRSMG3D-MTCB-0001)と基板を見比べ、間違っていたら修正する。


3. 試験プログラムの実行

3.1 USART.hexについて
USART.hex : USART(RS-232C調歩同期シリアル通信)確認するプログラム。
→ループバック(受信したデータをそのまま送り返す)をさせて 送受信できたかを確認する。
○点灯 LED1 : 点灯 LED2 : 消灯した状態にする。
次に任意の値を送信したら、LED2が点灯できたらよしとする。 これを二名がそれぞれ一回ずつ行う。 

3.2 RE.hexについて
RE.hex : MG3 モータ制御ボードRE読み取るプログラム。
→ロータリエンコーダを指で回すと回転方向によってLEDが点滅する。
○光り方 正転なら、点灯。逆転なら、消灯すればよい。
これを二名がそれぞれ一回ずつ行う。 また、回転させる速さがどれほどまで反応するのかも、確認する。

3.3 PWM.hexについて
PWM.hex : モータ制御部の確認するプログラム。
→一秒毎に正転→逆転→正転→停止→逆転→正転→逆転→停止を3回セット(PWM Duty50% / 100% / 0% )を繰り返す。
○測定 モータoutに適当な抵抗を繋ぎ、オシロスコープで抵抗の両端の電圧を測るようにプローブを繋ぐ。 制御ボードの電源とモータ側の電源を投入するとオシロスコープに波形が顕れる。それを測定しDuty比が正しいか、また波形が正転、逆転しているか確認する。
これを二名がそれぞれ一回ずつ行う。

3.4 siotest.hexについて
siotest.hex : シリアル通信回路が正常に動いて、直接任意の値を書き込むと、結果を読み込むプログラム。
→使い方は画面に表示されるのでコレに従えばよい。
○実際に画面に表示されたものに従った際に、きちんと結果を読み込めたのか、目視によって確認する。
これを二名がそれぞれ一回ずつ行う。




4.モータの正転・逆転確認

4.1 必要器具
モータ制御ボード、直流電源装置、MG3本体の電源又は、5Vの直流電源、オシロスコープ、適当な大きさの抵抗

4.2 確認方法
回転方向はHブリッジ回路で確認する。
CN2(MP4212の3,7ピン、5,9ピン)にオシロスコープのプローブを接続し、流れる電流の正、負で判断する。電流が流れていなければブレ-キと考えられる。
詳しくは、実装図(
MIRSMG3D-MTCB-0001)及び(MP4212データシート)を参照する。




沼津工業高等専門学校 電子制御工学科