沼津高専 電子制御工学科
MIRSMG3D 数字認識試験プログラム
MIRSMG3D-FTST-0005
改訂記録
版数 作成日 作成者 承認 改訂内容
A01 2009.3.12 杉山 初版
A02 2010.5.28 牛丸 牛丸 テストプログラムのディレクトリの変更


目次






1.はじめに

本ドキュメントは、MIRSMG3Dの数字認識試験プログラムと、数字認識試験についてまとめたドキュメントである。


2.環境準備

数字認識試験を行うために準備するもの
  • MG3標準機(画像処理環境構築済み)
  • 数字認識に用いるターゲット
  • ディスプレイ
  • キーボード
  • 安定化電源またはバッテリー×2
  • 電源ケーブル


数字認識試験前の確認項目
  1. バッテリー,USBカメラ,ディスプレイ,キーボードがすべて接続されているか確認する
  2. MG3の電源を入れる
  3. 標準プログラムがインストールされているか確認する。/home/mirs/src/mg3_std_program 以下が標準プログラム群のディレクトリである
  4. mg3_std_program/main/にあるuse_window.hの中身で#define文がコメントアウトされていないことを確認する。
  5. mg3_std_program/testに移動し、makeを実行する。処理後に実行ファイル(number_test)が作成されたことを確認する。



3.プログラムの概要

一定の回数だけ数字認識を行い、結果を出力するプログラムである。
 実行するとウィンドウが3つ表示され、それぞれ「カメラからの入力画像」、「ラベリング処理画像」、「処理結果の画像」である。
 うまく認識している場合の各画像は下図のようになる。

Fig.1 入力画像 Fig.2 ラベリング Fig.3 処理結果


4.試験手順

数字認識プログラムの試験手順を以下に示す。

  1. MIRSを起動し、数字認識試験プログラムがあるディレクトリに移動する。
    # cd /home/src/mg3_std_program/test/

  2. 数字認識試験プログラムを実行する。
    # sudo ./number_test

  3. 数字認識のターゲットを60cm付近にターゲットが完全に表示されるようにセットする。

  4. 端末上に結果が表示される。数字認識のターゲットが認識できない場合、以下の項目を参考にする。

    • ラベリング処理画像をチェックする。
      ターゲットが白くなっている場合は色の閾値の設定、ターゲットが黒くなっている場合はエッジ検出時のパラメータの設定が考えられる。

    • 処理結果の画像をチェックする。
      ターゲットがまったく表示されていない場合、ヘッダファイル中のFONT_COLORの設定、可変閾値処理の際のパラメータの設定が考えられる。


     上記の項目の詳細は「
    数字認識プログラムに関するデータ」に示す。



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