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● マイコンでメロディを奏でよう!


 10月02日(日)に沼津高専にて「中学生のための体験授業」が開講されました。昨年度は公開講座でクリスマスツリーの製作を行いましたが、今回は、”電子ピアノ”を題材に電子工作を行いました。
 当日は、実際に電子制御工学科の2年生が工学実験で学修する”マイコン”についての説明からはじまり、受講生である中学生の皆さんには、ハンダ付けによるプリント基板への電子部品の実装を中心に作業して頂きました。

プレゼンテーションによるマイコンの説明


 部品の実装はとても細かい作業でしたが、どの方も高い集中力で取り組んでいました。
 授業時間が短かったため、時間内に最後までハンダ付けを終わらせることは難しかったようですが、補助学生である電子制御工学科の4,5年生と協力しながら、参加者全員が無事に完成品を持って帰って頂くことができました。
 体験授業終了後、正門付近を通りがかった際に早速遊んでいる姿が見受けられ、非常に嬉しかったです。是非今後も弾いて頂ければと思います。
 

ハンダ付けに取り組む中学生の皆さん
 
ハンダを付けた箇所をチェック きれいなハンダ付けの極意を伝授中


● 電子ピアノついて



 今回製作した電子ピアノは、マイコンの1つであるPIC(Perpheral Interface Controller)により、プッシュスイッチからの入力を判断し、圧電ブザーから音を発生させています。

 電子ピアノは、本体左下のスライドスイッチを切り替えることで、「鍵盤モード」と「メロディ演奏モード」の2つの動作モードにすることができます。
 「鍵盤モード」は、各プッシュスイッチを押すと”ドレミファソラシド”の音階が奏でられ、自分の好きな曲を演奏することができます。
 「メロディ演奏モード」は、各プッシュスイッチを押すと”happy birthday to you”など、あらかじめPICの中に書き込まれた7つの曲が自動で演奏されます。
 また、電子ピアノから演奏される音量は、本体左上の可変抵抗により調節できるよう工夫されています。

 写真には写っていませんが、基板の裏面(ハンダ面)には、「Numazu College of Technology 2011.10.02」という文字が刻まれており、体験授業の記念として残せるようにしました。当日は皆さんに喜んで頂けたと思います。

製作した電子ピアノ


● 参加してくださった皆さんへ

中学生のための体験授業『マイコンによる電子工作教室 〜電子ピアノをつくろう!〜』は、いかがでしたか?大庭研究室では、電子ピアノに関する質問など受け付けていますので、何かございましたらご連絡ください!ご参加ありがとうございました!

(本文・長谷川)

  
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