大庭研10期生(2009年度本科卒),豊橋技術科学大学 博士課程の伊藤敦です。
お久しぶりです。
梅雨も明けてすっかり夏ですね。幸い言うべきなのかどうなのか、ここしばらく雨が降っていないことも相まって私も豊橋で暑い日々を過ごしています。皆さんは熱中症になったりしていませんか?
豊橋技科大でもそろそろ前期が終わり、夏休みに入るところです。もう半期終わるとは、早いものです。春先から今日まで、この半期も色々ありましたが、一番大きかった出来事は5月末に参加した国際会議です。
写真の通りですが、参加したのは72nd World Foundry Congress (WFC2016)という、世界の鋳造エンジニア・研究者が集まる国際会議です。ちなみに1回前のWFCにも一昨年参加しました。今回のWFCは日本・名古屋開催。日本鋳造工学会の主催ということで、日頃お世話になっている先生方が大会運営を務めただけでなく、研究室の学生もアルバイトとして受付や併催された展示会に関わっていました。
私も研究発表と聴講の傍ら、豊橋技科大のコーナーで液面制振搬送の展示の解説員を務めました。上の写真の装置は液体を入れた容器が左右に走行するようになっていて、走行するときの速度パターンを適切に与えることで速く運んでも容器の液体が揺れない、というデモンストレーションを行います。デモの内容がわかりやすいこともあってか、ありがたいことにたくさんの方にご興味を持っていただけました。
他の学生と展示を交代して講演会場へ行き、また展示場に戻る、そこそこ慌しい学会参加だったわけですが、今回行った講演について若手優秀論文賞をいただくことができました。賞をいただけただけでもありがたいのですが、成績が同じ賞を受賞した3人中1番だったと聞き、本当に嬉しかったです。年度内にはこれから国際会議に行く予定は今のところありませんが、次もまた賞をいただけるような講演ができるよう、一層頑張りたい。そう思いました。これがこの上半期、一番の出来事です。
さて、もう1つのタイトルについて。実は部屋の配置のこともあって去年辺りから英語を使う頻度がかなり増えました。
私の今いる寺嶋研では、学生の人数が40人前後いることもあって、研究班ごとで学生の部屋を分けています。その一方で、博士課程の学生と短期留学生については研究班の区別無く同じ部屋で日々研究をしています。集中して物事に取り組めるのでありがたいです。
一昨年までは日本人のスタッフや博士学生の方が割合として多かったのですが、修了式を経て在学生も入れ替わり、去年からは4,5人中2人が留学生、ということで日本語よりも英語でコミュニケーションを取ることが多くなりました。ほぼ毎日英語で話していると思います。
毎回完璧に話せているかというとそんなこともなく、自分の話す文法が適当だったり、こちらが聞き損ねたりすることの方が多いです。それでも少し前よりもかなり話せるようになりました。英語を使える・使う必要がある環境に身を置けるということがかなり大きいですね。きちんと話すにあたっては、語彙や文法の知識がなければなりませんが、簡単な事柄であれば単語や動詞だけ、いわゆる片言の英語でも十分に伝わります。沼津高専で英語を担当していただいた勝呂先生が以前"Katakoto English"というタイトルで英語スピーチをされていたのを思い出します。
勿論、これからきちんと書ける、話せるためには語彙や文法を押さえることは必要ですからまだまだ研鑽を積まねばなりません。しかし、多少間違っていてもまずは英語で話してみる、ということも大事なことだなと改めて実感しています。
またまた長文になりましたが、ここまでお付き合いくださりありがとうございました。
豊橋技科大では8月27日(土)にオープンキャンパスが開催されます。寺嶋研では写真2枚目のデモ・体験も予定しています。大学の5専攻・各研究室を見学できる機会なのでもし良かったら足を運んでみてください。
ではでは。
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