こんにちは、卒研生の戎高佑です。
本日、キラメッセぬまづにて「富士山麓アカデミック&サイエンスフェア2015」(以下A&S)が開催されました。沼津高専をはじめ、日本大学や常葉大学といった静岡県東部地区を中心とした高等教育機関の学生が集まり、工学・社会学・教育学など様々な分野の研究についてポスター発表を行いました。
発表を通じて、異分野の人に対して自分の専門分野を説明することは、想像以上に難しいことであると感じました。A&Sは、工学に限らず幅広い分野の参加者がいるので、沼津高専内の研究発表であれば当たり前のことが、当たり前のように通じるとは限らないのです。必要な情報を限られた時間で、なおかつ相手の専門分野に合わせて伝えることができる資料の作り方や発表の仕方について、改めて考えたいと思います。
しかし学外発表だからこそ、こういったことが学べるのであると考えています。私にとって初の学外発表であり、不安や緊張も大きかったのですが、自分の成長に大きなプラスとなる経験であったと思います。
今日のA&Sでの発表に続いて、来月には高専シンポジウムがあります。今回得られた経験を活かし、より良い発表を作り上げたいと思います。
見学者の感想
こんにちは!卒研生の眞野千輝です。
12月11日に沼津キラメッセで行われたアカデミック&サイエンスフェア(A&S)に見学者として参加しました。
機械系・情報系・医療系・食物系・バイオ系・環境系・社会系・富士山と周辺環境の8つの分野に分けられてポスター発表が行われました。普段聞きなれない社会の分野では同年代の学生がどの様なことをしているのかを知りたく思い、社会系の発表、特に保育関連・宗教関連の発表を中心に聞いてきました。
異分野の話を聞く機会はいままであまりなかったことなので、とても良い経験になりました。私の考えとは逆の考えや新しい論点などを聞き、「そういう考えもあったのか!」と新しい道が見えたりしました。
例えば保育の発表では、学童保育を小学3年までではなく小学6年まで受け入れる方が良いという発表です。私は、「親とたくさん触れ合う方が良いだろう」・「指導員一人あたりの児童が増えてしまい指導の質が落ちる」といった考えから小学6年まで学童保育を受け入れるのはどうかと思いました。しかし、「上級生が下級生を教えることで児童の社会性などの向上になる」・「指導員が上級生、上級生が下級生を指導するといった形になるため指導の質は劣らない」・「母親の働く時間が増えるため女性の社会進出を助ける」などの調査結果から小学6年までの学童保育のほうが良いという話に、別の点からみると様々なメリットが見えてくることを実感しました。
宗教関連の発表で特に刺激を受けたのは、イスラム教の女性は顔も隠す服装でいる人もいますが、この人たちは怖くないよ!といった発表でした。私は、そのような人たちに恐怖を抱いたことがないため、なぜ怖くないという話をしているのかわかりませんでした。発表を聞いてみると、近年話題となっているテロはイスラム過激派が多いことや、ISISが公開した動画内の人物との服装が似ているといった観点から怖いと感じる人が多いとのことでした。いままでニュースでなんとなく聞いて受け流していた情報を繋げてみると、確かに怖いと感じる人もいておかしくないなと感じました。今まで考えたことがないけども、身近になり得る問題があることに驚愕しました。
また、外部の同年代が発表する会は今回が初めてでした。他の大学で驚いたのは発表力の高さです。今回、私が聞いた発表はどれもとてもわかりやすく、聞きやすく、質問に対する回答も的確でスムーズでした。私は、発表もといコミュニケーション全般が苦手です。今度、私が発表するまでに少しでもコミュニケーション力を向上させて少しでも良い発表にしなければというプレッシャーを多大に感じています。
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