こんにちは、専攻科1年の戸本佳佑です。
本科生、専攻科生共に今年度の学年末試験を終え、私も半年に渡る長期のイベントが終えほっと胸をなでおろしております。といいますのも、今年度から専攻科が一新され、その取り組みの一環として4か月間の長期インターンシップというものが実施され、先日その最終報告会が行われました。これは、社会が抱える工学的な課題を実体験として認識するべく、専攻科1年の後期の期間に近隣企業や研究機関、他大学の研究室にて4か月間の就業・研究実習を行うものです。
私は県内にある医療機器の第三者認証機関というところにお世話になって参りました。
これは、医療機器の設計開発を行う企業に対して、国に代わり製品開発の認可を行っている機関です。私は現在専攻科にて医工学に関する勉強をしていますが、授業の中で医療機器はその設計・開発・製造・販売が全て法規制により雁字搦めにされていることが大きな特徴であると捉えていました。特に学内での授業や研究活動の中では、法規制というものを意識した開発を行う機会は少なく、これが現場での技術者と学生との大きなギャップであると感じています。
実習では、昨年施行された薬事法の改正に対する業務改正や業務内容の効率化に関する事項について携わらせて頂き、それに付随して機器の審査の視点を学ばせて頂きました。学生として、工学に関する基礎を積み立てることは当然ですが、付随して業界の流れや開発の工程を認識すること、関連業種に目を向けることがいかに重要であるかを改めて認識しました。4か月という長期間、講義に代わり現場にて実習した経験が私の今後の躍進の糧となるよう今後とも精進を続けていきたいと思います。
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