こんにちは。
豊橋技術科学大学大学院 機械工学専攻 博士前期課程2年の伊藤敦(大庭研10期生, 2009年度本科卒)です。7月末に、横浜でシンポジウムに参加した帰りに研究室へ少し寄らせていただきました。
私は今年度よりテーラーメイド・バトンゾーン(TB)教育プログラムという、博士学生のための特別養成コースに参加させていただいています。TBプ
ログラムでは、テーマの一つに異分野融合が掲げられており、例えばこれから先の授業では私も機械系ながら生命工学を専門で扱う先生からいろいろとご教授い
ただくことになってます。また、大学で開催される特別講演会にいらっしゃった講師の先生に、講演の後直接質問や討論をできる場に参加させていただくなど、
日々貴重な機会を頂いています。
今回の、横浜でのシンポジウムにもTBコースの一環として参加させていただきました。
このシンポジウムは今年の4月に技科大から出している「技術を創る」という本の出版記念として開催されたもので、慶應義塾協生館藤原洋記念ホールが会場となりました。
概要についてはこちらをご覧ください。
「技術を創る」は大学で開催した特別講演会の内容をまとめた本の第2弾で、第1弾として「明日への教科書」もあります。「明日への教科書」についてはたまたま2冊持っていたうちの1冊を研究室に置かせていただいたので、興味のある方は手に取ってみてください。
出版記念シンポジウムは豊橋技科大の榊佳之学長と会場のホールを慶應義塾大学へ寄贈した藤原洋先生との対談から始まり、ピアノ演奏とバリトンによる
独唱を挟んだ後、技科大の先生方による研究状況の報告、そして最後に学術界・産業界のトップに立つ先生方によるパネル討論により締めくくられました。
パネリストの先生方が語られたことはどれも技術者としてまた研究者として大事なことばかりで、ここではまとめきれないくらい多くのことをこのシンポジウムを通じて学ばせていただきました。
特に、印象に残っていて、また面白いと思ったことはパネリストの先生の一人が「広い知識を養うためにも本を読むことを大事にしてほしい」とおっしゃったことです。
読書の大切さについてはこれまでにも大庭先生や大庭研の先輩から教わりもしましたし、研究発表の場で出会った他大学の先生からも同じようなお話をしていただきました。
このシンポジウムを通じてその重要性や知識を蓄え、考え方を磨く方法として優れているのだと改めて認識できました。
今後私は博士課程へ向けて進学する予定ですのでもうしばらく豊橋に居ることになると思います。TBプログラムはもちろんですが、それ以外にも大学内では多くの様々なチャンスを用意してくれています。それらの機会をできるだけ活かして今後の自分の糧にできればと思います。
また時間の空いたときにでも研究室へ寄らせていただきます。そのときにまた何か良い報告ができれば嬉しいですね。
|