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研究室での活動の様子などを中心に、
日常の出来事や研究を通して感じたことなどを紹介していきます。
過去の一言も月別でご覧頂けます :
2012.11.17 生涯学習フェスティバル
更新者:斉藤志歩

 こんにちは。卒研生の斉藤志歩です。
11月17日にコミュニティながいずみにて生涯学習フェスティバルが行われました。 このイベントは、「生涯、学習し続ける」をテーマに、地域の文化祭のような様々な展示や昔の遊びなどの体験コーナー、演奏会などが行われ、子供からお年寄りまで多くの人でにぎわいました。 その中のブースの1つの沼津高専体験実験コーナーが設けられ、紙飛行機の実験やLEGOロボットの制御など様々な実験が行われました。

 大庭研究室では、スーパーボールの製作を行いました。本来、スーパーボールはゴムで作れらているのですが、今回の実験で製作するスーパーボールは、熱可塑性樹脂(ねつかそせいじゅし)と呼ばれる加熱すると軟らかくなる素材を使用します。今回は、市販されている樹脂を使用しました。樹脂を80℃以上のお湯で軟らかくし、スーパーボールの形に整えて、固まれば完成です。また、スーパーボールだけでなく、型に入れて様々な形にすることができます。

 今回、小さな子供から小学生、中学生、お年寄りの方まで参加してくれ、樹脂が軟らかくなったことに驚き、夢中になって形を整えてくれていました。また、サイコロやハートなどいろいろな形に変形させたり、2色の樹脂を混ぜたりと、とても楽しんでくれていました。

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2012.11.7 中間発表
更新者:石金佑介

こんにちは、大庭研卒研生の石金です。
11月7日水曜日の午後、卒業研究中間発表会が開催されました。
卒研配属が決定してから半年が経過し、これまでの研究成果を発表する場ということで、自分たちが何について研究しているのか、この半年でどのような成果が得られたのかを予稿やプレゼン資料にまとめ、発表しました。
資料作成は、先輩や先生にも確認していただき改良を重ね、より相手に伝わりやすくなるようにしました。予稿作成やプレゼン作成を通して、研究テーマに関する知識はもちろんですが、相手に物事を伝えるために、どのような言葉を使うべきなのか、どのように視覚的に訴えるか等の勉強にもなりました。
出前授業や高専祭などのイベントの合間を縫っての作業ではありましたが、時間を見つけて、今の自分にできることを一生懸命やりました。
しかし、練習では上手くいったところが本番になると詰まってしまったり、上手に説明することができなかったりと、もう少し上手く発表できたのに!と、多少の悔しさが残りましたが、この経験を本発表だけでなく、学外発表や今後の生活にも活かしていくためにも、残された卒業研究の時間を精一杯過ごしていきたいです!

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2012.11.4 沼津高専50周年記念、第47回高専祭
更新者:安田昇平

大庭研究室卒研生の安田です。
11月3,4日に第47回高専祭が行われました。
沼津高専の50周年記念ということもあり多くの人達で賑わい、楽しく、思い出深いイベントとなりました。
当日は卒業生の方々が大勢お見えになり、高専で過ごしてきた時間が大学・大学院・企業それぞれの方面で生かされている証明だと思い、嬉しく感じました。

大庭研究室では、研究室展示はもちろんミニ体験授業を行い、実際に風洞を使ったスイップストリーム現象について紹介させてもらいました。
今回から風洞を使った実験では、空気の流れを可視化できるようにフォグマシンを導入しましたが、いかがでしたでしょうか?分かりにくい部分も見受けられたと思いますが、よりスイップストリーム現象について分かりやすく伝えられるよう、今後も改良を重ねていきたいと思います。
ミニ体験授業では、中学生の皆様が少しでも高専に興味をもってもらえるように、学校紹介・風洞実験の内容で進めていきました。今回の体験授業をきっかけに、少しでも流体現象を学びたいと思い、高専に興味を持って頂けたら幸いです。
小学生・中学生・保護者の皆様、ご参加していただきありがとうございました。
来年度の高専祭も、皆様が楽しめるように研究室一同準備を進めていきますので、よろしくお願いします。

研究室展示の様子
ミニ体験授業の様子

中学生の皆さんにとっては、受験本番まで残り数ヶ月となりました。この時期の苦しい中から、本当に価値のある物は生まれると思います。高専に入学している自分をイメージして勉強に励んでください。
私たち卒研生も、成長の証として成果物を残せるよう、卒業研究・残された高専生活を充実したものにしていきたいと思います。

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2012.11.2 「アドリア海の真珠」での国際会議
更新者:伊藤敦

こんにちは。
豊橋技術科学大学大学院 システム制御研究室(寺嶋研究室)所属の伊藤敦(大庭研10期生)です。
現在私は鋳造プロセスや液体の注ぎ方に関する研究を行っています。

先月の初め、クロアチアのドブロブニクで開催された国際会議、2012 IEEE Multi-Conference on System and Control (IEEE MSC 2012)にて口頭発表を行いました。IEEE MSC 2012は2つの国際会議を合同で開催したもので、私は2つのうち「制御アプリケーション」の国際会議のセッションへ投稿しました。 国際会議での発表はこれで2回目となりますが、英語での発表はやはり緊張するものですし、質疑応答の場面ではうまく答えられないところが多々ありました。今後のためにも英語を活用する力をもっと鍛えなければならないと強く感じています。 ただ、話す部分については、事前に発表練習を積んでいたことはもちろんですが、高専本科生であったころに参加していた英語スピーチコンテストのノウハウを活かすことができ、比較的スムーズに話せたようにも思います。また、今回に限りませんが、本科5年生の頃に大庭先生や先輩達に教わった見せ方やポリシーを思い出しながらスライドや原稿を構成しています。そういった意味では、高専の頃にやってきたことの積み上げがあるからこそ国際会議への参加が実現できたのだと、改めて実感しますね。

今回の国際会議ではCo-chair、つまりは副座長を務める機会にも恵まれました。ChairやCo-chairを務めることは大学の先生方でもなかなか機会がないそうで、運営委員会から依頼が来たときには驚きました。 各セッションのChair、Co-chairは担当のセッションにて自分の発表も行うため、入れ代わり立ち代わりが大変でしたが、国際会議でのセッションの進行の仕方を知ることができましたし、Chairの方ともいくらか話もでき、非常によい経験となりました。

国際会議は初回ではありませんでしたが、海外への渡航はこれが初めてです。現地での公用語はクロアチア語であり、到着後のコミュニケーションに不安を感じていましたが、ほとんどの方が英語で話をされていたので宿やバス等は滞りなく利用できました。また、ドブロブニクが観光地であることもあってか、街中を歩いているときに私が日本人であることがわかると「こんにちは」や「ありがとう」等、簡単な日本語で話しかけてくれる方もいました。

ドブロブニク旧市街地にて
ムール貝のワイン蒸し

ドブロブニクで有名な場所はやはり世界文化遺産に登録されている「ドブロブニク旧市街地」です。ドブロブニクの街はオレンジ色の屋根が特徴的ですが、旧市街地は城壁の中に建物が密に集まっていることもあり、他の場所よりオレンジ色が際立っているように感じました。城壁の上へ登ることもでき、旧市街地とアドリア海を一望できました。 また、食については、アドリア海に面していることもあり、海鮮料理のバラエティが豊富でした。グリルや蒸し料理はもちろんのことパスタやピザという形で魚介を食べることも多かったです。アドリア海を挟んで西側がイタリアであることも関係あるかもしれません。

今回は国際会議で発表することと海外へ渡航することと、二重の意味で非常に多くの有意義な経験ができました。こういったチャンスを掴んでいくためにも今後より一層精進していきたいと思います。

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