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MIRS1601-MECH-0009 メカニクス開発報告書 MIRS1601 管理台帳へ戻る

名称 MIRS1601 メカニクス開発報告書
番号 MIRS1601-MECH-0009
版数 最終更新日 作成 変更点 承認 改訂記事
A01 2017.2.17 松下千紘 初版
A02 2017.2.17 松下千紘 2,3,4の修正。全体の総括の追加 第二版

目次


  1. はじめに

    本ドキュメントは、MIRS1601のメカトロニクス完了報告をまとめたドキュメントである。
  2. 部品一覧


    2.0.はじめに


    製作した部品を以下に示す。
    なお、寸法等はリンク先の詳細設計書を参考とする。

    2.1.上段シャーシ


    製作数1枚
    教育研究支援センターでアクリル板(3mm)をレーザー加工機で加工し製作した。
    実物写真を図1に示す。



    図1. 上段シャーシ
    MIRS1601 シャーシ詳細設計書

    2.2.下段シャーシ


    製作数1枚
    教育研究支援センターでアクリル板(3mm)をレーザー加工機で加工し製作した。
    実物写真を図2に示す。



    図2. 下段シャーシ
    MIRS1601 シャーシ詳細設計書

    2.3.中段シャーシ


    製作数1枚
    教育研究支援センターでアクリル板(3mm)をレーザー加工機で加工し製作した。
    実物写真を図3に示す。



    図3. 中段シャーシ
    MIRS1601 シャーシ詳細設計書

    2.4.バッテリー用シャーシ


    製作数1枚
    教育研究支援センターでアクリル板(3mm)をレーザー加工機で加工し製作した。
    実物写真を図4に示す。



    図4. バッテリー用シャーシ
    MIRS1601 シャーシ詳細設計書

    2.5.オムニホイール


    製作数4個
    教育研究支援センターでアクリル板(3mm)をレーザー加工機により外形を8枚製作。その後ナットとねじを用いて2枚1セットで組み立てた。 実物写真を図5に示す。



    図5. オムニホイール
    MIRS1601 オムニホイール詳細設計書

    2.6.超音波マウント


    製作数4個
    教育研究支援センターでアクリル板(3mm)をレーザー加工し外形を製作した。その後その後ナットとねじを用いてクリエイティブラボにて組み立てた。
    実物写真を図6に示す。



    図6. 超音波マウント
    MIRS1601 超音波・赤外線センサマウント詳細設計書

    2.7.カメラマウント


    製作数3個
    アクリル板(5mm)を教育研究支援センターでレーザー加工により外形を製作した。
    その後その後ナットとねじを用いてクリエイティブラボにて組み立てた。
    実物写真を図7に示す。



    図7. カメラマウント
    MIRS1601 カメラマウント詳細設計書

    2.8.スピーカーマウント


    製作数1枚
    教育研究支援センターでアクリル板(3mm)をレーザー加工機で加工し製作した。
    実物写真を図8に示す。



    図8. スピーカーマウント
    MIRS1601 スピーカーマウント詳細設計書

    2.9.ギア(モータ用)


    製作数4個
    クリエイティブラボにて3Dプリンタを用いて作成した。
    実物写真を図9に示す。



    図9. ギア(モータ用)
    MIRS1601 ギア詳細設計書

    2.10.ギア(エンコーダ用)


    製作数4個
    クリエイティブラボにて3Dプリンタを用いて作成した。
    実物写真を図10に示す。



    図10. ギア(エンコーダ用)
    MIRS1601 ギア詳細設計書

    2.11.赤外線マウント


    製作数8個
    教育研究支援センターでアクリル板(3mm)をレーザー加工し外形を製作した。その後その後ナットとねじを用いてクリエイティブラボにて組み立てた。
    実物写真を図11に示す。



    図11. 赤外線マウント
    MIRS1601 超音波・赤外線センサマウント詳細設計書

    2.12.支柱(140mm)


    製作数4個
    アクリル棒(直径15mm)を工場にて旋盤を用い作成した。
    実物写真を図12に示す。



    図12. .支柱(140mm)
    MIRS1601 支柱詳細設計書

    2.13.支柱(40mm)


    製作数4個
    アクリル棒(直径15mm)を工場にて旋盤を用い作成した。
    実物写真を図13に示す。



    図13. 支柱(40mm)
    MIRS1601 支柱詳細設計書
  3. 評価


    3.0.はじめに

    教育研究支援センターでレーザー加工により製作した部品 (上・下段シャーシ, バッテリーマウント, 超音波・赤外線センサマウント, 各基盤用マウント) においては、穴間隔・穴径は ±0.1[mm] を精度の基準とした。
    また、その他の寸法に関しては、多少ずれても構わないような設計なことから、±0.3[mm] を精度の基準とした。

    3.1.上段シャーシ

    寸法の精度は許容範囲内に納っていた。

    3.2.下段シャーシ

    寸法の精度は許容範囲内に納っていた。

    3.3.中段シャーシ

    寸法の精度は許容範囲内に納っていた。

    3.4.バッテリー用シャーシ

    寸法の精度は許容範囲内に納っていた。

    3.5.オムニホイール

    寸法の精度は許容範囲内に納っていたが、設計のミスによりローラーのはみ出し具合がまばらになっており走行に問題があることが分かった。
    そこでやすりを用いてはみ出し具合が均一になるように調整した。またフライス盤での加工時に軸が数mm程ずれていたためにプレート同士の噛みあわせが少し悪かったため、プレート同士の位置を調整し、噛みあわせを改良した。

    3.6.超音波マウント

    寸法の精度は許容範囲内に納っていた。

    3.7.カメラマウント


    寸法の精度は許容範囲内に納っていた。

    3.8.スピーカーマウント

    寸法の精度は許容範囲内に納っていた。

    3.9.ギア(モータ用)

    寸法の精度が悪かったため、やすりで穴を拡張した。

    3.10.ギア(エンコーダ用)

    寸法の精度が悪かったため、やすりで穴を拡張した。

    3.11.赤外線マウント

    寸法の精度は許容範囲内に納っていたが、実際に赤外線センサを取り付けた際に
    ケーブルを通すことが出来なかった為、やすりで穴を拡張した。

    3.12.支柱(140mm)

    寸法の精度は許容範囲内に納っていた。

    3.13.支柱(40mm)

    寸法の精度は許容範囲内に納っていた。

  4. 工数分析


    表2にメカニクス開発における工数を示し、図9~12に天野、菊澤、田中、山田の工数を円グラフにしたものを示す。
    栗原 健彰 小篠 凌大 松下 千紘 森 麻浦
    アイデア提案 10 5.5 13 7.5
    CAD作成 13 16 38 23
    メカ製造・試験 12.5 28.5 9 17.5
    組み立て・調整 8 12 12.5 10
    その他 15.5 12 6 5
    合計作業時間 59 74 78.5 63


    これから見てとれるのは、仕事の分担が極端という点である。
    栗原はプレゼン製作、小篠は部品の調整や製作、松下は3Dの作成、森はプロジェクト関連、といったように仕事が集中してしまっている。
    このため、各自に負担が局所的にかかってしまった。原因としては、話し合いをあまりしなかった事、得意不得意だけで大雑把に仕事を割り振ってしまったことが原因だと考えられる。
    しかし、それでも一応それぞれが全体的に仕事を大なり小なり持って、上記の工程全てにかかわっていたので、その点は良かったと思われる。
  5. 全体図


    実物写真を図12に示す。



    図14(a). .三面図(正面)


    図14(b). .三面図(側面)


    図14(c). .三面図(上面)


    図15. .全体図

    ・概形  幅*奥行*高さ : 290mm*290mm*385mm
    重量:3.74[kg]
  6. 総括(個人)


  7. 総括(全体)


    製作部品に関しては、レーザー加工機や旋盤を用いて加工したため、ほとんどの物が高い精度での加工が出来たと思われる。
    ただオムニホイールの軸がぶれていたり、マウントの穴あけに不備があったりと多少なりとも問題が出てしまったのが残念である。
    標準機からの変更点は、シャーシの追加、シャーシ全般の小型化、支柱の追加、マウントの追加、オムニホイールの追加等が主であった。
    多岐にわたる変更ゆえに、後期の初めは仕事が多かったが、メカ班全員がしっかりと仕事をこなせていたので良かったと思う。
    メカ班の問題点としては、設計構想の甘さ、が挙げられる。
    これが原因となり中盤での設計変更、また最終的にはコンセプトにすら反するような設計になってしまった。
    例としてあげるなら、スピーカーの搭載である。このスピーカーを乗せる位置や重さから乗せたらどうなるかは想定できていたものの、却下、もしくは別の案の提示が出来なかった。
    結果、自分達で掲げたコンセプトとは反対の概観を持つMIRSが出来上がってしまった。
    これらの事から学んだのは、技術調査をもっとする事、人員の振り分け方を考えること、それと班問わず多くのコミュニケーションをとることがあげられる。
    これらのことが出来ればより工期も早くなり、時間にも余裕が出来るので良いMIRSが出来ていたと思う。
    最後に、メカ班は最後の方になるにつれ仕事がなくなるので、他の班のサポートをするのも重要であると感じた。
  8. 関連文章



    MIRS1601 メカニクス詳細設計書
    MIRS1601 シャーシ詳細設計書
    MIRS1601 ギア詳細設計書
    MIRS1601 支柱詳細設計書
    MIRS1601 オムニホイール詳細設計書
    MIRS1601 超音波・赤外線センサマウント詳細設計書
    MIRS1601 カメラマウント詳細設計書
    MIRS1601 スピーカーマウント詳細設計書