MIRS1601 管理台帳へ戻る
名称 MIRS1601 超音波・赤外線センサマウント詳細設計書
番号 MIRS1601-MECH-0006

最終更新日:2016.11.18

版数 最終更新日 作成 承認 改訂記事
A01 2016.11.18 小篠 凌大 初版

目次


  1. はじめに


     本ドキュメントは、超音波・赤外線センサマウントの詳細設計についてのドキュメントである。
    Figure 1 のピンク色の部品は超音波・赤外線センサマウント、青色の部品は赤外線センサマウントである。

    Figure 1. 製作部品
  2. 導入目的


     MIRS1601では正確な直進走行と正体補正を行うために超音波センサを4方位に搭載する。
     また、怪盗機に搭載されている赤外線センサを受信し、怪盗機がいる方向を認識するために8方位に赤外線センサを搭載する。
     これらを設置するため、超音波センサと赤外線センサを1つのセットに固定するためのマウントを製作する。
     超音波・赤外線のマウントを4つ,赤外線のみのマウントを4つ,計8つ作成する。

  3. 製作部品設計図


     超音波・赤外線センサマウント,赤外線センサマウントは3つの部品から構成されている。
     部品は全て、厚さ3mmのアクリル板を使用し、教育研究支援センターでレーザー加工により製作する。
     尚、マウント前面とマウント背面の角に関しては上下段シャーシと同じM5では穴と角との間隔が狭くなるためM3とした。
     また、マウント底面の角に関しては、部品自体が非常に小さくM3でも穴と角との間隔が狭くなると判断したためM2とした。
     寸法公差についてはレーザー加工機で加工を行うため ±0.1mm とする。

    1. 超音波・赤外線マウント前面


       マウント前面には、以下に示す穴を開ける。

         (1) 超音波センサ(28015)の送受信機用の、Φ18 の丸穴2個と固定用のΦ3.1の丸穴2個
         (2) 超音波・赤外線マウント背面と固定するための、Φ3.20 の丸穴2個
         (3) 赤外線センサ(GP1UXC4xQS)用の、逆T字形の穴1個
         (4) マウント底面をはめ込むための、10 × 3.10 の長方形の穴2個


       Figure 2 に、超音波・赤外線マウント前面の設計図を示す。


      Figure 2. 超音波・赤外線マウント前面設計図

    2. 超音波・赤外線マウント背面


       マウント背面には、以下に示す穴を開ける。

         (1) コネクタ用の 11 × 11 の長方形の穴1個
         (2) 超音波・赤外線マウント前面と固定するための、Φ3.20 の丸穴2個
         (3) 赤外線センサ(GP1UXC4xQS)のコネクタ用の 8 × 4 の長方形の穴1個
         (4) マウント底面をはめ込むための、10 × 3.10 の長方形の穴2個


       Figure 3 に、超音波・赤外線マウント背面の設計図を示す。


      Figure 3. 超音波・赤外線マウント背面設計図

    3. 赤外線マウント前面


       マウント前面には、以下に示す穴を開ける。

         (1) 赤外線マウント背面と固定するための、Φ3.20 の丸穴2個
         (2) 赤外線センサ(GP1UXC4xQS)用の、逆T字形の穴1個
         (3) マウント底面をはめ込むための、10 × 3.10 の長方形の穴2個


       Figure 4 に、赤外線マウント前面の設計図を示す。


      Figure 4. 赤外線マウント前面設計図

    4. 赤外線マウント背面


       マウント背面には、以下に示す穴を開ける。

         (1) 赤外線マウント前面と固定するための、Φ3.20 の丸穴2個
         (2) 赤外線センサ(GP1UXC4xQS)のコネクタ用の 8 × 4 の長方形の穴1個
         (3) マウント底面をはめ込むための、10 × 3.10 の長方形の穴2個


       Figure 5 に、赤外線マウント背面の設計図を示す。


      Figure 5. 赤外線マウント背面設計図

    5. マウント底面


      マウント底面には、上段シャーシと固定するための、Φ3.20 の丸穴2個を開ける。


       Figure 6 にマウント底面の設計図を示す。


      Figure 6. マウント底面設計図

  4. 組み立て


     Figure 2,3,6 を用いて超音波・赤外線マウントを組み立て、
     Figure 4,5,6 を用いて赤外線マウントを組み立る。
     なお、マウント前面とマウント背面は、M3 のネジとナットを使用して固定する。
     超音波・赤外線マウントをFigure 7 ~ 9 に赤外線マウントをFigure 10 ~ 12 に示す。

    Figure 7. 超音波・赤外線マウント正面


    Figure 8. 超音波・赤外線マウント側面

    ]
    Figure 9. 超音波・赤外線マウント上面


    Figure 10. 赤外線マウント正面


    Figure 11. 赤外線マウント側面

    ]
    Figure 12. 赤外線マウント上面


沼津工業高等専門学校 電子制御工学科