名称
MIRS1601 オムニホイール詳細設計書
番号
MIRS1601-MECH-0005
最終更新日:2016.12.14
版数
最終更新日
作成
承認
改訂記事
A01
2016.12.14
森麻浦
初版
目次
1. はじめに
2. 導入目的
3. 設計
4. 組み立て
1.はじめに
本ドキュメントは、MIRS1601のオムニホイールの詳細設計について記したものである。
Fig.1の赤色で示した部品を作成する。
Fig.1 全体図
2.導入目的
機動性向上のため。
従来の車輪では縦方向のみにしか転がることが出来なかったが、オムニホイールを用いることで、車輪の外周にあるローラーを使って横方向へも転がることが出来るようになる。
その特性を利用し、車体の向きを変えずに移動ができる機体を製作する。
3.設計
1.全体設計図
Fig.2(a)~(b)に作成するオムニホイール全体の設計図を示す。
尚、オムニホイール作成に用いるパーツは主に以下の3つである。
今回はこのオムニホイールを4つ作成する。
・ワイヤー(1本)
・プレート(アクリル板/2枚)
・ローラー(ウレタンパイプ/16個)
2.製作部品設計図
プレート
プレートの設計図をFig.3(a)~(c)に示す。
厚さ5mmのアクリル板をレーザー加工機で削る。
幅2mm、深さ1mmのワイヤーをはめる溝はフライス盤で削る。
寸法の精度は、レーザー加工機の精度±0.1mmにより、考えないものとする。
フライス盤で削る溝においてはワイヤーの径が2mmであることを考慮して、溝の幅を最小許容寸法2.00mm、最大許容寸法2.10mmとする。
ローラー
車輪の外周に付けるローラーをFig.4に示す。
外径15mm,内径5mmのウレタンパイプを5mm幅にカットし、1つのオムニホイールにつき16個作成する。
ワイヤー
ローラーを通すワイヤーをFig.5に示す。
直径2mmのものを曲げて作成する。
4.組み立て
ローラーの中にM2.6のナットを3つずつはめる。
ワイヤーにナットをはめたローラーを16個ずつ通す。
ローラーを通したワイヤーを内側のプレートのくぼみにはめる。
外側のプレートを上から乗せ、ねじ止めをして完成。
MIRS1601ドキュメント管理台帳
沼津工業高等専門学校 電子制御工学科