沼津高専のメインイベントである高専祭では華やかなステージやおいしい出店だけでなく、各学科の特色や研究内容の紹介・展示が行われます。

大庭研究室では解説パネルで研究室の紹介をすると共に、流体現象の一つである「スリップストリーム」の実演を行いました。

車が高速で走っているとき、前方には大きな圧力がかかっていますが、逆に後ろは圧力が低い状態になっています。空気は気圧の高いところから低いところへ流れていくため、車の後方では周囲のものを吸い込むようになります。

この空気を吸い込む状態がスリップストリームと呼ばれる現象です。

展示では、風洞内で電子回路を搭載した自動車の模型を前後に操作し、実際にトラックの後ろで空気が吸い込まれていることを見ていただきました。