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熱心にロボットの写真を撮るケニアの教員 |
昨年初めて開催されたケニアロボットコンテストでは、参加したほとんどの学校のロボットは基本動作である白線のライントレースに問題があったそうです。本研究室では、ワンチップマイコン(PIC16F877)を用いた制御回路を設計し、プリント基板加工した簡単な構成で正確なライントレースを可能としたロボットを設計・製作しました。説明とデモンストレーションを行い、実際にロボットを見たケニアの方々は熱心に意見交換を求め、「どうしてこのような制御ができるのか?どんな部品を使用しているか?」などの質問が多く出て、有意義な時間を過ごすことができました。
今後の展開としては、ケニア工学系大学の教員の方々に対し技術提供を行う計画をしており、ケニアロボットコンテスト競技規定に合うプラットフォーム製作に関する資料を作成し、実際に製作したプリント加工基板のCADデータなどと共にケニアへ送付する予定です。これによって競技レベルの向上やケニアの産業発展へと繋がることを期待しています。
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