fig37はメカ全体における各作業の時間及び割合を示したものである。
メカとしての仕事で大半を占めているメカ製造・試験及びメカ詳細設計についてだが、作業時間を比べるとメカ製造・試験に関する時間の方が2倍以上とかなり大きな割合となっている。
これは、個別に設計、製造した部品を統合する際にうまくいかなかったために、何度かやり直したり設計段階へ戻った後に再度組み直す、といった作業が増えたからである。
また、いくつかの部品についてはソフトの機能試験に合わせて分解することがあったため、これも製造・試験の割合が大きくなった原因だと考えられる。
全体に関して
設計段階で1週間ほどの遅れが生じ、システム統合試験段階まで影響を及ぼしてしまった。
基本設計は池ノ谷がほぼ1人で行い、カメラユニットは増田が設計を行った。大橋はブースの装飾パーツの設計を行った。
3Dプリンタとミスミフレーム、レーザーカットを主に使用し、設計、加工経験の少ない班員でも完成させることができるようにした。半面、3Dプリンタパーツでは強度面に不安が見られる場所があり、再設計を行った場合があった。特に、サーボモータによって稼働するユニットについてはサーボモータとの固定方法に不安があり、再設計を行った。
機体の底面を標準機から変更するにあたってMDFを材料にしたが強度不足があり、機体の揺れが大きくなってしまった。
また、外装はPPシートにテープによって色付けし、マジックテープを用いて着脱ができるようにした。
遅れは生じたものの、ほかの班に比べて機体の完成時期は早かったと思う。しかし、先述のプリンタパーツの強度不足により、統合試験に影響を及ぼしてしまったことは大きな反省点である。
機体の機能、デザインとしては当初に想定した通りのものを完成させることができたので、良かったと思う
MIRS2101ドキュメント管理台帳へ