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標準出力に診断を表示する

アプレットをデバッグしているとき、標準出力への診断表示は非常に重要な手段である。このほか、捉えられない例外割り込みがアプレットで発生したときにも標準出力 にメッセージが表示される。

標準出力が表示される正確な場所は、アプレットのビューワーの実装方式、および ( 場合により) ブラウザや Applet ビューワーの始動方式に応じて変化する。 たとえば、UNIX シェルウィンドウから Applet ビューワーを始動した場合は、標準 出力に表示される文字列はそのシェルウィンドウに現われる。 X ウィンドウメニューから Applet ビューワーを始動した場合は、標準出力はコン ソールウィンドウに送られる。 一方、Netscape Navigator は常に、Java コンソールにアプレットの標準出力を表示 する。Java コンソールは オプションメニューから利用できる。

アプレットは、System.out.print(String)System.out.println(String) を使用して標準出力への表示 を行う。ここに例を示す。

//インスタンス変数が宣言されている場所:
boolean DEBUG = true;
. . .
//後に、何らかの状態をプリントしたい場合:
if (DEBUG) {
    System.out.println("Called someMethod(" + x + "," + y);
}

注: 標準出力への表示は比較的遅い。したがって、タイミングに関連する問題には、標準出力の利用はあまり有効ではない場合がある。

作成したアプレットをリリースするときは、必ず、すべてのデバック出力を無効にしておく。


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