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アプレットのユーザインタフェースを作成する

ほとんどのアプレットはグラフィカルユーザインタフェース (GUI) を備えている。 これは、ブラウザによって表示される HTML ページ内で ([<APPLET> タグ] に よって指定されたとおりに) 各アプレットが表示されるということの当然の結果であ る。Applet クラスは AWT (Abstract Window Toolkit) Panel クラスのサブクラスで あり、よって AWT のイベントと描画モデルに関与する。そのため、アプレットの GUI を作成することはアプリケーションの GUI を作成するのと同じくらい簡単である。 実際はアプレットのウィンドウ (ブラウザのウィンドウ) がすでに存在しているので 、アプリケーションの GUI よりもむしろ簡単である。

アプレットが与えたり、取り込んだりする情報の種類に応じて、アプレットは UI の タイプをさまざまに組み合わせることができる。 アプレットの中には、ユーザにフィードバックしたり、雰囲気を出したりするためにサウンド を再生するものもある。 アプレットは、アプレットの定義するパラメータ を通してユーザから構成 情報を得ることができる。 また、システム設定項目 を読み込むことによってシステム情報を得ること ができる。 ユーザにテキスト情報を与えるためには、アプレットは GUI を使用するか、短いステータス文字列 を表示するか (さほど重要でないテキストの場合)、あるいは標準出力 のストリームに表示することができる (デバッグ用テキストの場 合) 。

上記のような UI にできることのうち、一部はアプレットでだけ有効であり、別の 一部はアプリケーションでも有効である。 このレッスンでは、アプレットに限定されない UI オプションを理解するための参照箇所をポインタで示しながら、アプレットにおいてそれぞれの UI タイプを使用する ときに知っておくべきことについて説明する。

GUI を作成する

アプレットは AWT を使用して、GUI を作成する。AWT を使用するアプレットにしか適用されない少数の項目を学びたいときはこの節に進む。

サウンドを再生する

Applet クラスと AudioClip インタフェースは、サウンドの再生をサポートしている 。

アプレットのパラメータを定義し、使用する

ユーザ定義可能なパラメータを用意することによって、アプレットの融通性を向上させることができる。

システム設定項目を読み込む

アプレットは、システム設定項目のすべてではないがその一部を読み取ることができ る。

短い状態文字列を表示する

アプレットは、それらが動作しているアプリケーションのステータス行に短い状態文字列を表示することができる。

標準出力に診断を表示する

アプレットをデバッグしている場合、標準出力への表示は非常に重要なテクニックで ある。


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