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他のプログラムとコミュニケートする

アプレットは以下に示す 3 つの方法で他のプログラムとコミュニケートすることができる。

このレッスンでは、アプレットのコミュニケーションのそれぞれの方法について説明 し、例を示す。

同じページの他のアプレットにメッセージを送る

AppletContext の getApplet()getApplets() メソッドを使用すると、アプレットは同じページで動作 している他のアプレットの Applet オブジェクトを獲得することができる。アプレットが別の Applet オブジェクトを獲得すると、その Applet オブジェクトにメッセージを送れるようになる。

ブラウザとコミュニケートする

Applet および AppletContext のさまざまなメソッドは、アプレットとそれを実行しているブラウザまたは Applet ビューワーの間で限定されたコミュニケーションを行 う。ここで最も関係が深いのはおそらく AppletContext のshowDocument() メソッドであって、これはブラウザが表示すべき URL をアプレットから指示させるものである。

サーバ側アプリケーションを使って作業する

アプレットは、すべての Java プログラムと同じく、ネットワーキング機能を利用す ることができる。ただしこの場合、すべてのコミュニケーションはアプレットを現在 のホストに配信したホストとの間で行われなければならないとする制約を伴う。この セクションでは、データグラムのクライ アントとサーバーを書く(in
the
Networking trail)の例のアプレット版を示す。

サーバを使用してセキュリティ制約事項に対処する

サーバ側アプリケーションの 1 つの用途はアプレットのセキュリティ制約事項に対 処することである。たとえば、アプレットはファイル I/O を実行できないがアプリ ケーションではできるので、アプレットの保存状態をサーバ側アプリケーションに転送することによってそれを保持することができる。転送後、アプリケーションは自分のホスト上で その状態をファイルに保存するのである。別の例を挙げると、同じホストから配信さ れ異なるマシンで動作しているアプレットは、仲介としてサーバ側アプリケーション を使用することによって相互にコミュニケートすることができる。

このセクションでは、異なるホストで動作しているアプレット同士をコミュニケート させる例を紹介する。この例は、各アプレットとサーバの間のコミュニケーションに ソケットを使用する。


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