名称 MIRS1804 基本設計書(エレクトロニクス)
番号 MIRS1804-DSGN-0003-0002

版数 最終更新日 作成 承認 改訂記事
B02 2018.11.05 川口大和,足立颯一郎 初版

ドキュメント内目次


  1. はじめに

     本ドキュメントはMIRS1804 GYM員Projectの基本設計書のエレクトロニクスについてのドキュメントである。
  2. 担当メンバー

     MIRS1804のエレクトロニクス担当メンバーを以下に示す。
     足立颯一郎、川口大和、土屋優貴

  3. システム構成

     MIRS1804のシステム構成を表した図をFig.1として以下に示す。

    Fig.1 エレキ
    Fig.1 システム構成図

    図中にあるように、動作中の衝突防止策としてパトランプを用いる。その仕様をまとめた表をTable.1として以下に示す。

    Table.1 パトランプの仕様
    型番 CLV-502
    個数 1
    定格電圧 4.5[V]
    定格電流 0.55[A]
    電源 パトランプ内の電池ケース(単3電池3本:4.5[V])から供給
    その他 ON/OFFの切り替えはFETを用いてRaspberryPiから行う。

    パトランプのON/OFFに用いるFETの仕様についてまとめた表をTable.2として以下に示す。

    Table.2 FETの仕様
    型番 2SK971
    個数 1
    動作電圧 3[V](ドレイン電流=5[A]の時)
    最大電圧 60[V]
    最大電流 15[A](瞬間:60[A])

  4. 電源仕様

     電源の仕様をまとめた表をTable.3として以下に示す。

    Table.3 電源の仕様
    種類 個数 電圧[V] 利用箇所と供給方法
    モバイルバッテリー 1 5.0 RaspberryPiへUSBケーブルで供給
    その他の5Vを用いるものはRaspberryPiから供給
    模型用バッテリー 2 7.2 A:モータードライバへ電源ボードaを介して供給
    B:モータードライバへ電源ボードbを介して供給

     Fig.1中の2つの電源ボードのON/OFFの切り替えを1つのスイッチで行うために二極単投スイッチを用いる。その仕様をまとめた表をTable.4として以下に示す。

    Table.4 二極単投スイッチの仕様
    型番 S-21A
    個数 1
    接点の構成 NO接点
    電流容量 (抵抗負荷) 15[A] AC125[V] , 15[A] AC250[V] , 15[A] DC30[V]
    (誘導負荷) 8[A] AC125[V]

  5. 表示部、操作部仕様

     表示部、操作部をまとめた表をTable.5,Table.6,Table.7,Table.8として以下に示す。

    Table.5 表示部、操作部
    種類 個数 目的
    ディスプレイ 1 ユーザーへのアプリケーションの表示
    スイッチ 3 ディスプレイに表示するアプリケーションの操作(「左」「決定」「右」を1つずつ)
    緊急停止スイッチ 1 緊急時に機体を物理的方法で強制停止する
    Table.6 ディスプレイの仕様
    大きさ 縦:14.22[cm]
    横:10.67[cm]
    解像度 800×400
    動作電圧 5[V]
    接続 HDMI
    その他 コンデンサタッチ制御
    Table.7 操作用スイッチの仕様
    型番 DS-193-K
    取付穴径 10[mm]
    機能動作 OFF - < ON > (< >はモーメンタリ)
    種類 非照光押しボタンスイッチ
    容量電流 1[A] AC125[V]
    Table.8 緊急停止用スイッチの仕様
    型番 MVN301NR
    接点の構成 NC接点
    取付穴径 30[mm]
    動作特性 プッシュロックターンリセット

  6. 駆動部仕様

      駆動部の仕様をまとめた表をTable.9,Table.10として以下に示す。

    Table.9 各モーターの仕様
    モーター名 個数 型番 ギア比 定格電圧[V] 最大電流[A] エンコーダ
    走行用モーター 2 KS5N-IG36P-019 19:1 12 9 あり
    白線用モーター 1 ??? (ギアなし) ??? ??? なし
    マーカー用モーター 1 FIT0522 34:1 6 3.2 あり
    Table.10 モータードライバの仕様
    型番 MD-10C
    個数 4
    役割 走行用モーターの制御×2
    白線用モーターの制御×1
    マーカー用モーターの制御×1
    ロジック電圧 3.3~5[V]
    モーター電源電圧 5~25[V]
    モーター最大電流 連続13[A]
    ピーク30[A](10[s])

  7. ピン割り当て

     RaspberryPiとArduinoUNOのピン割り当てをまとめた表をTable.11,Table.12として以下に示す。

    Table.11 RasppberryPiのピン割り当て
    PIN番号 NAME 接続デバイス I/O 備考
    23 GPIO11 パトランプ OUT
    25 Ground パトランプ
    30 Ground 操作用スイッチ(決定)
    32 GPIO12 操作用スイッチ(決定) IN プルアップ
    34 Ground 操作用スイッチ(左)
    36 GPIO16 操作用スイッチ(左) IN プルアップ
    37 GPIO26 操作用スイッチ(右) IN プルアップ
    39 Ground 操作用スイッチ(右)
    Table.12 ArduinoUNOのピン割り当て
    PIN 接続デバイス 内容 I/O 備考
    Digital D0 RX
    D1 TX
    D2 走行用モーター(L) エンコーダA相 IN プルアップ、割り込み(CHANGE)
    D3 走行用モーター(R) エンコーダA相 IN プルアップ、割り込み(CHANGE)
    D4 走行用モーター(L) エンコーダB相 IN プルアップ
    D5 走行用モーター(R) エンコーダB相 IN プルアップ
    D6 白線用モーター PWM OUT
    D7 白線用モーター Direction OUT
    D8 走行用モーター(R) Direction OUT
    D9 走行用モーター(R) PWM OUT
    D10 マーカー用モーター PWM OUT
    D11 走行用モーター(L) PWM OUT
    D12 走行用モーター(L) Direction OUT
    D13
    Analog A0 (D14) マーカー用モーター エンコーダA相 IN Digital14とする
    プルアップ、割り込み(CHANGE)
    A1 (D15) マーカー用モーター エンコーダB相 IN Digital15とする
    プルアップ
    A2 (D16) マーカー用モーター Direction OUT Digital16とする
    A3
    A4 模型用バッテリA 電圧計測 IN 抵抗分圧により1/2倍値を入力
    A5 模型用バッテリB 電圧計測 IN 抵抗分圧により1/2倍値を入力
    5[V] エンコーダ(走行用モーター(R))
    エンコーダ(走行用モーター(L))
    エンコーダ(白線用モーター)
    GND モーター(走行用モーター(R))
    エンコーダ(走行用モーター(R))
    モーター(走行用モーター(L))
    エンコーダ(走行用モーター(L))
    モーター(マーカー用モーター)
    エンコーダ(マーカー用モーター)
    モーター(白線用モーター)
    模型用バッテリーA
    模型用バッテリーB
    計9本
    3つのGNDピンに配分
  8. 各パートのリンク

     各パートのドキュメントのリンクを以下に示す。
     ・基本設計書(全体)
     ・基本設計書(ソフトウェア)
     ・基本設計書(メカニクス)

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