名称 | MIRS1603 メカニクス開発報告書 |
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番号 | MIRS1603-MECH-0008 |
版数 | 最終更新日 | 作成 | 承認 | 改訂内容 |
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A01 | 2017.02.08 | 秋山健太郎、内山恭輔、野本大喜 | 初版 |
MIRS1603メカの開発コンセプトである「軽量化」「小型化」「たわみ軽減」について評価する。
標準機に比べ26.9%の重量削減を実現した。実測値は後述のTable1を参照。
標準機から横幅11.4%, 縦20%の小型化を実現した。面積は58%の削減をした。実測値は後述のtable1を参照。
特に横幅の削減は、幅500[mm]の通路での現場急行の成功に大きく貢献した。
機体を形作るシャーシ・フレームを小型化することは軽量化にもつながっている。
木製シャーシ・アルミフレーム・二重のモータマウンタ・木製タイヤによりタイヤや車体のたわみによるふらつきを軽減でき、正確で再現性の高い走行を可能とした。
重量[kg] | 縦[mm] | 横[mm] | 高さ[mm] | |
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標準機 | 3.50 | 350 | 350 | 280 |
MIRS1603 | 2.56 | 280 | 310 | 150(250) |
作業名 | 秋山健太郎 | 内山恭輔 | 野本大喜 |
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構想[h] | 10 | 9.5 | 12 |
CAD図面作成[h] | 30 | 22.5 | 9 |
加工[h] | 3 | 6.5 | 7 |
組み立て[h] | 3 | 5.0 | 19.5 |
調整[h] | 5 | 2.5 | 9.5 |
その他[h] | 5 | 10.0 | 12 |
合計[h] | 56 | 55.5 | 69.0 |
メカニクス詳細設計から細かな変更はあったものの、おおよそ計画通りに開発を進めることが出来た。 しかし、基盤等ついて、配線は問題なく行えたものの、あまり綺麗にまとめることはできなかった。 設計時に配線の取り回しについても工夫をすべきだったと思う。
実際の加工はそこそこにずっと3dcadばかりいじっていた気がします。 寸法ミスたくさんしてしまいすみませんでした。
配線を出来るだけ内部にしまって既存の電化製品のような美しい見た目のMIRSを作りたいと考えていた。ですがそれをうまく伝えられず構想の段階で話し合いがまとまらなかった。 自分のアイデアの実現には重量化や製作時間の超過などたくさん欠点があり、今振り返ってみると野本の改良案にして2輪走行や軽量化できたことが成功のカギだったと思った。 チームにあまり貢献できませんでしたが一年間ありがとうございました。
実際の設計はそこそこに、どんな部品をどのように組み合わせるか、より軽くより強い機体にするにはどうしたら良いのか、をよく考えていた.
アイデアをもとに、議論を交わしながら秋山が設計に落とし込んでくれることが多かったように思う。
うまい具合に役割分担ができ、それぞれ効率よく開発スケジュールを進行できた。
MIRS1603からこんな機体を作りたいという思いがあり、それを実現できとても満足している。
メカは設計の最後まで議論が絶えなかったが、だからこそより良いものができたのだと思っている。