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動画を実行する

動画のすべての書式に共通するのは、比較的速い速度で連続したフレームを表示する ことにより、知覚できるある種の動きを作り上げることである。 コンピュータの動画は通常、1 秒当たり 10-20 フレームを表示する。 比較のため、従来的な手作業による動画を取り上げてみると、こちらは 1 秒当たり 8 フレーム (低い品質の動画の場合) から、1 秒当たり 12 フレーム (標準的な品質 の動画の場合)、または 1 秒当たり 24 フレーム (なめらかで現実的な動きを実現する短いバーストの場合) である。次の数ページでは、動画を実行する Java プログラ ムを作成するときに知っておくべきことについて説明する。

作成の前に: Animator のような 既存の動画ツールやアプレットを調べ、独自のプログラムを作成する代わりにそれらを使用できないか検討すること。

動画ループを作成する

動画を実行するプログラムを作成する上で最も重要なステップは、フレームワークを 正しく設定することである。外部イベント (ユーザが画面上のオブジェクトをドラッ グするような) への直接的な応答の中でのみ実行される動画を除き、動画を実行する プログラムには動画ループが必要である。

動画ループの役割は、現在のフレームを把握し、周期的な画面更新を要求することで ある。 アプレットおよび多くのアプリケーションでは、動画ループを実行するスレッドを別 に用意する必要がある。 このセクションでは、あらゆる動画のテンプレートとして使用できるアプレット例とアプリケーション例を示す。

グラフィックスを作成する

このセ クションでは、プリミティブなグラフィックスを動画化する例を示す。

フラッシングを排除する

前のセクションの例は、目障りなフラッシングがあるため完全とは言えない。このセ クションでは、次の 2 つの技法を用いてフラッシングを排除する方法を説明する。

イメージを画面の中で移動させる

イメージ動画の最も単純な方法には、元のままのイメージを画面の中で移動させることが含まれる。 従来的な動画の世界では、これは切り抜き動画 と呼ばれる。これは、このような動画が一般に、紙からある形状を切り抜き、その形状をカメラの前で移動させることによって実現されていたからである。 コンピュータプログラムでは、この技法はドラッグ&ドロップインタフェースでよく使用される。

イメージの並びを表示する

このセクションでは、イメージの並びによって伝統的な漫画映画式の動画を実行する 方法について説明する。

イメージ動画の外観とパフォーマンスを向上 させる

このセクションでは、MediaTracker を使用して、すべてのイメージがロードされる まで動画の表示を遅らせる方法について説明する。 また、イメージファイルの結合や、Flic のような圧縮方式を使用することによって、アプレット動画のパフォーマンスを向上させるヒントについても述べる。


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