オブジェクト、クラス、インタフェース

クラスの本体

前の説明でクラス実装の一般的な概要を紹介した。

classDeclaration {
    classBody
}

前のページ では、クラス宣言のすべての構成要素を説明した。 このページでは、クラス本体の全体的な構造と機構を説明する。

クラス実装のクラス本体の構成要素は、それ自身変数宣言とメソッドの２つの異なる部分を含むことができる。 クラスのメンバ変数はクラスの状態を表し、そのメソッドはクラスの振る舞いを実装する。 クラス本体内にすべてのメンバ変数とクラスによってサポートされるメソッドを定義する。

一般に、最初にクラスのメンバ変数を宣言し、次にこれは必要とされないが、メソッド宣言と実装を用意する。

classDeclaration {
    . . .
    memberVariableDeclarations
    . . .
    methodDeclarations
    . . .
}

次に３つのメンバ変数とメソッドを宣言する小さなクラスがある。

class TicketOuttaHere {
    Float price;
    String destination;
    Date departureDate;
    void signMeUp(Float forPrice, String forDest, Date forDate) {
        price = forPrice;
        destination = forPrice;
        departureDate = forDate;
    }
}

メンバ変数の宣言方法の詳細については、メンバ変数の宣言を参照のこと。メソッドの実装方法の詳細については、メソッドの実装を参照のこと。

メンバ変数とメソッドに加えて、クラス本体に明示的にスーパクラスを宣言し、クラスはそのスーパークラスから継承することがある。 例えば、 Java 環境における各クラスは、（直接にあるいは間接的に）Object クラスの下位クラスである。すなわち、Java における各クラスが Object から変数とメソッドを継承する。 自身と別のオブジェクトとの比較、文字列への変換、条件変数での待機、条件変数の変更を他のオブジェクトに通知するなど、すべてのオブジェクトが備えていなければならない基本的な状態や振る舞いをObject クラスは定義する。 したがって、このクラスの下位クラスとして Java 環境でのすべてのオブジェクトがこの振る舞いを Object クラスから継承する。

サブクラス、スーパークラス、継承で継承について詳しく学習する。java.lang.Object クラス は Object クラスの機能について説明する。

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