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オブジェクト、クラス、インタフェース

オブジェクト指向のプログラミング概念(入門)では(in the Writing Java Programs trail)オブジェクト指向のプログラミングの背景にある概念について学習した。 オブジェクト指向プログラミングについて抽象的に理解できたところで、実際にこれらの概念を Java で使用してみる。 ここでは Java 言語のオブジェクト指向パラダイムの使用方法について説明する。

オブジェクトの作成と破壊の方法、クラスの作成とサブクラス化の方法、メソッドの書き方、およびインタフェースの作成と使用の方法について学習する。 また、他のオブジェクトからオブジェクト内部を保護する方法や、抽象クラスとメソッドの書き方、Java オブジェクト階層(java.lang.Object クラス)の親の使用方法まですべてを説明する。

オブジェクトのライフサイクル

オブジェクト指向のプログラミング概念(入門)で学習したように、(in the Writing Java Programs trail)オブジェクトは状態と動作を持つソフトウェアモジュールである。 オブジェクトの状態はそのメンバ変数に含まれており、その動作はそのメソッドを通して実装される。

一般に、Java プログラムはクラスとして知られているプロトタイプから多くのオブジェクトを作成する。 これらのオブジェクトはお互いにメッセージを送ることによって相互に作用する。 メッセージの結果は動作を実行するか、あるいは受け取ったオブジェクトの状態を変更するメソッドを実行する。 これらのオブジェクト相互作用を通して、 Java プログラムはグラフィカルユーザインタフェースを実装し、動画を実行したり、ネットワークの上で情報を受送信することができる。 作成されたオブジェクトは仕事を完了すると破壊され、資源は他のオブジェクトのためにリサイクルされる。

以下のページでは、1 )作成、 2 )使用、3)破壊の典型的なオブジェクトのライフサイクルを(終了とガベージコレクションを通して)説明する。

クラスの作成

Java オブジェクトはクラスのインスタンスである。 しばしば、オブジェクトのクラスはオブジェクトのであると言う。 Java 環境はプログラムで使用することができる多くのクラスからなる。 あるいは、ユーザ独自のものを書くことができる。 この節では、メンバ変数の宣言方法とメソッドの書き方を含めて、ユーザ独自のクラスの書き方について説明する。

サブクラス、スーパークラス、継承

別のクラスからあるクラスを派生したり、その状態と動作を継承する能力は、オブジェクト指向プログラミングのもっとも強力なパラダイムの1つである。 継承はプログラムを組織して組みたてるために強力で、自然なメカニズムを提供する。そのため、もっとも一般的なクラスをクラス階層の高い位置に、もっとも特定のクラスをクラス階層の低い位置に配置する。 さらに、クラスはそれらのスーパークラスから状態と動作を継承するので、再びそのコードを書く必要がない。継承により、作成するそれぞれのサブクラスで繰り返しコードを再利用することができる。

インタフェースの作成と使用

インタフェースはメソッド定義(実装無し)と定数値の集まりである。 クラス階層のあらゆるクラスで実装することができる動作のプロトコルを定義するためにインタフェースを使用する。


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