アプレットの概説 |
Simple アプレットはclass Simple extends Applet { . . . public void paint(Graphics g) { . . . } . . . }paint()
メソッドを上書きすることによってそのスクリーン上の外観を定義する。paint()
メソッドはアプレットが上書きできる次の 2 つのディスプレイメソッドの 1 つである。
paint()
- 基本的なディスプレイメソッド。ほとんどのアプレットは、ブラウザページ内でアプレットの表現を描画するために
paint()
メソッドを実装する。update()
- 描画性能を向上させるために
paint()
とともに使用できるメソッド。アプレットは Applet クラスから
paint()
およびupdate()
メソッドを継承する。Applet クラスは Abstract Window Toolkit (AWT) の Component クラスからそれらを継承する。Component クラスの概要と一般的な AWT については、Java UI の概説レッスンを参照すること。AWT 描画システムのアーキテクチャ は、この概説の描画ページに記載されている。アプレットは、Component クラスからイベント処理のためのメソッドグループを継承する。(AWT イベントシステムのアーキテクチャは、概説のイベントページに記載されている。) Component クラスは特定のタイプのイベ ントを処理するためのいくつかのメソッド (
action()
やmouseDown()
など) を定義した後、1 つの包括的なメソッド、handleEvent()
を定義する。イベントに反応するには、アプレットは、特化された適切なメソッドか、
handleEvent()
メソッドを上書きしなければならない。 たとえば、Simple アプレットに次のコードを追加すると、マウスクリックに応答できるようになる。以下に、アプレットの変更結果を示す。アプレットの矩形内でクリックすると、 "click!..." という文字が表示される。public boolean mouseDown(java.awt.Event event, int x, int y) { addItem("click!... "); return true; }
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