- 社会課題やその解決に向けた着想、コンセプト設定が優れているか
- 実現した要素(ハードウェア、ソフトウェア)が優れているか
- 想定ユーザが明確で、社会実験の仕方が優れているか
- 世の中のニーズを開発システムに反映できているか
- プレゼンテーション+展示ブースに対する評価
- 発表会ではPMの武藤がプレゼン資料、発表を野谷、実演を飯山、発表用スライド操作をTLの草茅が担当した。PVや発表用スライド中の動画は草茅が担当した。
- プレゼン資料作成に時間がかかり、発表会前日まで修正を行ったため、発表担当の野谷の練習時間が少なくなってしまった。にもかかわらず、発表では限りなく良いプレゼンをすることができたように思う。
- リハーサルで実機が動かなくなってしまう不具合にも見舞われたが、本番では問題なく動き、最高のパフォーマンスができたように思う。
- ブースに展示したポスターは主に武藤、飯山、渡辺が担当した。他班の作成したポスター数が多かったため、急遽前日に作ることとなり当日印刷するなどかなり慌しかった。
- 発表では詳しい動きを、展示では実際に体験してもらうことを目的としていた。展示では、多数のグループに観光地のポスターを背景に、実際に写真を撮ってもらった。
- 新型コロナウイルス対策のため、タブレットの操作は班員が行った。来場者を呼び込む担当と、実演とを分担して展示を行った。
- メカとしての仕事で大半を占めているメカ製造・試験及びメカ詳細設計についてだが、作業時間を比べるとメカ製造・試験に関する時間の方が2倍以上とかなり大きな割合となっている。 これは、個別に設計、製造した部品を統合する際にうまくいかなかったために、何度かやり直したり設計段階へ戻った後に再度組み直す、といった作業が増えたからである。 また、いくつかの部品についてはソフトの機能試験に合わせて分解することがあったため、これも製造・試験の割合が大きくなった原因だと考えられる。
- エレキについては、武藤はミーティングが26%、次点でエレキ詳細設計が23%と全体の調整をしながら作業に取り組んでいたことが分かる。 飯山は、ミーティングが48%、ドキュメント整備が34%となっている。これはドキュメントマネージャーとして作業を行っていたためである。 木全はエレキ製造・試験が70%を占めている。主にケーブル作成や基盤のはんだ付けを担当していた。他のメンバーが別の役職についていたこともあるが、作業を一人に任せきっていたように感じる。
- 全体的に、プログラムを実装する順番が変わった。 実物で試すことのできる機能ができる順番がずれたり、日程が後ろに伸びたこと。 また、日程ではプログラムの下層から上層にかけて予定していたが、実装するのはモジュール(機能)ごとのため、実装順がモジュールごとの順番に変わっていった。 人認識の実装やGUIアプリの仕様変更のように思った以上に時間がかかってしまったものがあったが、クラウドへのアップロード、ARマーカーの認識、音声再生など予想より短時間でできたものがあり、 画角自動調整の全体の実装は12月以内に調整に入ることができたためよかった。 今回タブレットとMIRSの通信でLAN内でのソケット通信を行ったが発表当日まで通信が不安定で、途中で止まったり切断されたりすることがあった。 これの影響でレクリエーションモードに割く時間が無くなってしまったため、別の通信方法やそもそも無線通信を行わない方向でも考えておいてもよかったと思った。
1.はじめに
本ドキュメントはMIRS2101における開発完了報告書である。
完成した機体を以下に示す。
fig.1 完成機体
2.発表会・展示会
発表会における結果は以下の通りである。
-
🥈総合順位第2位
🥇技術賞獲得
他班の結果との比較を以下に示す。(授業資料より引用)
プロジェクト | 得票数 | 得票率 | 順位 | |
---|---|---|---|---|
MIRS2101 | MemoLip | 41 | 25.2% | 2位 |
MIRS2102 | FUTABA | 39 | 23.9% | 3位 |
MIRS2103 | ParCle | 42 | 25.8% | 1位 |
MIRS2104 | CiDer | 15 | 9.2% | 5位 |
MIRS2105 | PhotoKEN | 26 | 9.2% | 4位 |
fig.2 技術賞
発表会
発表会について振り返る。
展示会
展示会について振り返る。
3.開発における作業時間分析
基本設計の時点で組んでいた開発スケジュールをfig.3に、実際の開発スケジュールをfig.4に示す。 また、各班員の作業時間を円グラフにし、以下に示す。
fig.2 基本設計時点の開発スケジュール
fig.3 実際の開発スケジュール
班全体の作業時間に対する各班員の作業時間の割合を以下に示す。
全体の作業時間割合を以下に示す。
各パートの作業割合を以下に示す。
これらよりわかることを以下にまとめる。
4.総括
全体的に進捗に遅れがみられた。この進捗の遅れによりMemoLipの完成が遅延してしまった。またそれにより、社会実装を発表会の週に行うこととなった。PMの全体を通してのスケジュール管理が甘かったように感じられる。
新型コロナウイルスの影響によりオンライン授業が多かった中、オンラインミーティングでの活動はそれほど多くはなかった。まだそれほど開発に着手していない段階であったこと、当時決定すべき事項は決定してあったことなどが理由である。
多くの問題に直面したが、最終的には機体が完成し、発表も展示も全てやりきり、総合順位2位、技術賞では1位と素晴らしい結果を残せた。
5.感想・反省
今までチームをまとめるような役職に就いたことがなかったので、プロジェクトマネージャーを務めるにあたってかなり不安だった。実際、PMとしての仕事はうまくできなかったように思う。
仕事の分担やスケジュールの調整もTLの手助けがあり、班員も自ら仕事を率先してやってくれたおかげで無事発表会まで辿り着けたのだと思う。班員には感謝してもしきれない。
エレキ担当としては、全体的に作業が遅れてしまったことが悔やまれる。回路図とパターン図の作成にかなり時間がかかってしまい、ガントチャート通りの作業を行うことができなかった。
作業が早期に終わっていたらもう少し発表用スライドのクオリティを上げられたのではないかと考える。
班員とMIRSを作りながら過ごした1年間はとても楽しかった。また、PMという役職で様々な経験を得ることができた。この経験を今後に活かしていきたい。
TLとして、機能を評価されて技術賞を取ることができてよかったです。
今回のMIRSは社会実装を行なってフィードバックするところまで行うことが目標でしたが、なんとか学外で一般の人に使ってもらい、改善点をもらうところまでできたため良かったと思います。
仕事の分配とだれにどんな仕事を任せるのかを決めるのが難しかったです。
自分のタスクの他に全体を把握して、どの部分が遅れているのか、誰がどれくらいタスクを抱えているのか、どこは手伝わなくて大丈夫でどこは手伝った方がいいのかなどを考える必要があり、大変でした。
また、発表会の直前まで発表会用の資料の打ち合わせややポスターの作成をしていたため、もう少し前から発表会のために準備が必要なものを考えておけば良かったと思いました。
結果としては、総合順位2位、そして技術賞を獲得することができとても嬉しかった。 これは班員達が自分の役割をしっかり果たしてくれたためであると考える。 とくにPMの武藤の統率力やTLの草茅の技術、知識にはみな大変助けられており、もちろん自分もかなり助けられた。 この班がこのような結果でMIRS課程を完了させることができたのは、PMとTLの存在あってのことだったと思う。本当に感謝している。
自分はメカ班として主に機体の設計、3Dプリンターで製作する部品のSTLデータの製作、MIRS本体の製作を行なった。
機体の設計、3Dプリンターで製作する部品のSTLデータの製作の二つに関しては自分一人で作業を進めてしまったため、設計に時間がかかり、大幅に予定を遅らせてしまった。 何人かで設計を分担してしまうと、設計の統合でズレなどが生じて面倒になると考えたからである。
設計は完成しないとどの部署の班員達も次の作業に進むことができないため、とても焦って作業することが多かったが、草茅もTLとして強度やパーツの形に関してアドバイスをくれたのでとても助かった。
製造も最終的には間に合ったが、外装の取り付けなどが遅れてしまったことや自分のこだわりで遅れてしまったことが多々あった。
メカ班としてはかなり作業を分担できたが、やはり自分の技量不足のために班員に迷惑をかけてしまった。しかし、班員たちのサポートもあり、最終的には有意義なMIRS過程になったので良かった。
まず、ひとまず形となるモノを作り上げられたことに満足である。メカとして全体の最終的な構造を考えつつ設計・制作することが難しく、グループ内で役割分担をして一つのものを作る良い経験となったと思う。
また、加工法に合わせた設計は実際にやりながら学ぶことが多く、初めて触る工作機械も多くあったため、学びながらやり通したように感じる。
本授業では制作のみならず、社会実装や発表会といった、広報的面も重要であり、実際に何も知らない人に対しマーケティングを行うかのような姿勢で臨んだ。
ユーザーに伝えたい事を整理するという時点から大変難しく、デザイン設計や基本設計など根幹をなす部分がハッキリしないといけないと感じたし、工学的な知識のみでは弱点が多いと思うことも多くあった。
これらを一年を通してやりきったと思うと感慨深く、それ相応に技術が身に付いたのではと思うが、外装や加工精度などにおいて満足しきれない部分が多いため、次に繫げられることが多い授業であった。
今までの経験とクラスの特性から,女子というの立場でチームの中に溶け込み開発に携わるのは難しいと考えてたため,チーム分けの時点でDMという唯一の職に付くことでチーム内での位置を確立できたと思います.
htmlやCSSを扱うのは初めてで,手探り状態からのスタートでしたが,独学で身に付けるという良い経験になりました.
また,ドキュメントを管理するにあたり,各パートの仕事内容の把握や開発のスケジュール管理などを率先して行わなければいけないという責任を感じられたことも,有意義な経験となりました.
MIRSが始まった当初は発表会までに作り終えることができるか不安だったが、最終的には社会実装まで行うことができて良かった。
エレキの作業は無事に終わらせることができたが、TLに手を貸してもらう場面が非常に多く迷惑をかけてしまった。
基盤作成の後、接続するピン番号を記録していなかったりケーブルの長さが足りなかったりしたため、機体から取り外さなければならなくなり無駄な作業を増やしてしまった。
このことから先を見通して作業をすることが大切だと学んだ。
エレキはメカやソフトに比べて作業量が少なかったため、PV制作やポスター制作などに積極的に参加するべきだったと思う。
発表会では班員のおかげで技術賞をいただくことができた。
今回ソフト担当でやりましたが、ソフト間でのコミュニケーションを頻繁に取り、何を作るのか明確にしながら作業を行ったので、希望されたものとできたもののギャップがあまり生まれないようにできたと思います。しかし、Pythonの環境構築tkinterの仕様の理解をするのが遅れ、全体的に開発が遅れ、結果としてポーズ認識が安全確認に間に合わず、実装できなかったことが悔やまれます。