名称 MIRS14CP-REPT-0010 怪盗機製造 報告書
番号 MIRS14CP-REPT-0010

版数 最終更新日 作成 承認 改訂記事
A01
2015.2.13
赤池郁也
大林先生
初版

目次


1.はじめに

このドキュメントはMIRS競技会で使用する怪盗機についての製造方法を記したドキュメントである。今年の怪盗機はWiiリモコンを用いてPCを経由し怪盗機を操作する。

2.使用部品

表1に怪盗機製作にあたり必要な部品を示す。
表1:必要物品
部品名 個数 備考
Arduino uno 1 CP班の物品として所持しているわけではないので、使う場合は各自で入手してください。
amazonで購入しました。
Arduino ワイヤレス無線シリアル通信Bluetooth module HC-06 4PIN 1 CP班の物品として所持しているわけではないので、使う場合は各自で入手してください。
amazonで購入しました。
Wiiリモコン 1 CP班の物品として所持しているわけではないので、使う場合は各自で入手してください。
Qwatch TS-WLCAM 1 青木先生が管理しています。
cheero Power Plus 10400mAh DANBOARD Version マルチデバイス対応モバイルバッテリー 1 カメラおよびArduinoを起動するのに使用します。
ユニバーサル基板 1
4pinケーブル 3 Arduinoの信号をモーターボードに送るものです。
牛丸先生の標準機 1 牛丸先生より拝借し使用しました。必要なものはモーター制御ボードとMaxonモータです。その他CPUボード等は使用しません。
BT-Micro4 1 PCにBluetooth環境がない場合は購入してください。

3.環境

4.外装

Arduino、回路および充電器を設置する場所を新たに設計した。また、カメラを守るためにアクリル板をカメラの前に実装してある。
外装の画像は以下参照。
MIRS14CP MIRS競技会 怪盗機について

5.回路

Arduinoのシールドのように、Arduinoの上部に差し込めるように設計した。
この回路はArduinoからの信号をモーターボードに送るものとHC-06を起動するための回路をより小さくするためのものである。
Arduinoからの信号は4pinケーブルでモーター制御ボードに送られている。
モーター制御ボードは標準機のものと同一である。以下にリンクを示す。
MIRSMG3D 新モータコントロールボード製造仕様書


6.プログラム

作成したC#のプログラムを下記に示す。
phantom_thief_ver2_00.cs.txt
C#の拡張子はcsです。htmlにリンクを貼るにあたりtxtとしてあります。
C#のデザインフォームにはlabel1〜13、タイマー、シリアルポートをセットしてください

Arduinoのプログラムを下記に示す。
phantom_thief_ver2_40.ino.txt
Arduinoの拡張子はinoです。htmlにリンクを貼るにあたりtxtとしてあります。

6.1C#とArduinoの通信方法

C#側: wiiリモコンの入力によって6桁の数字を送信する。下図参照。

Arduino側: 6桁の信号をそれぞれの動作に割り当て怪盗機を制御する。下図参照。

Aボタン旋回について
Aボタン旋回とはwiiリモコンを傾けた状態でAボタンを押すと大体怪盗機がそのwiiリモコンを傾けた角度まで回転してくれるという機能である。
怪盗機自体に角度センサ類を積んでいない上に時間を制御することで回転してるので精度はご愛嬌。

7.所感

早めに製作でき、いろいろな改良を加えることができました。今回使用しているHC-06は体育館の端から端まで通信でき、ロッカーの中にぶちこんで接続チェックをしましたが、通信できたので相当なことをしないかぎり大丈夫だと思います。また、競技会が始まる前から起動し続けていたので3時間ぐらいずっと起動していましたが誤作動はおこりませんでした。複雑な回路は組んでないのでメンテナンスも良好です。MIRSより目立たない程度に外装をもっとこったほうがよいかもしれません。

8.参考文献

WiiRemoteプログラミング/白井 暁彦,小坂 崇之,くるくる研究室

MIRS14CP