沼津高専 電子制御工学科 | ||||||
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改訂記録 | ||||||
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版数 | 作成日 | 作成者 | 承認 | 改訂内容 | ||
A01 | 2003.1.22 | 岩城 | 山田 | 初版(MIRS02SF-CURR-0009を改訂) | ||
A02 | 2003.2.12 | 岩城 | 山田 | 修正点の更新 |
本仕様書はMIRS2002競技規定に基づきMIRS0202チームの作成する自立型小型知能ロボットの基本仕様を記述する。
MIRS0202システムのハードウェアは、標準MIRS(注1)とはMIRS0202の機能を実現するために仕様が異なっている部分がある。異なっている部分を以下に述べる。
RT-Linux (Ver.2.3) を OS とし、Linux のユーザプロセスとして行動制御プログラムを起動する。
赤外線センサ、タッチセンサからの入力は、行動制御プログラムから、定期的にドライバを呼び出すことにより監視する。
走行系の制御と超音波センサの制御は、RTータスクによって行い、RT-FIFO を介して必要なデータ通信を行う。
プログラムは、C 言語でコーディングする。
MIRSの移動量は、LinuxのAPIをコールすることにより検出する。
行動計画の詳細は、行動計画提案書に記載されている。
■:超音波センサ ●:赤外線センサ ■:白線センサ ■:タッチセンサ ■:ロータリーエンコーダ |
MIRS0202製造仕様書 ├MIRS0202組立図 │ ├ケーブル接続図 │ ├電池ホルダ │ ├取付金具 │ ├ネジ類 │ ├第1階層組立図 │ │ ├シャーシフレーム │ │ ├モーターx2 │ │ ├モーター取付金具x2 │ │ ├可逆モータパワー変換ボード │ │ ├タッチセンサ・ロータリエンコーダケーブル │ │ │ ├マイクロスイッチx2 │ │ │ ├コネクタ類 │ │ │ ├ケーブル類 │ │ │ └ケーブル検査仕様書 │ │ ├ロータリエンコーダ │ │ ├前面タッチセンサ機構部 │ │ ├前方バンパ機構部 │ │ ├フォトインタラプタ回路基板 │ │ │ └白線探知赤外線センサ │ │ ├取り付け金具・ネジ類 │ │ └シャーシフレーム試験仕様書 │ ├第2階層組立図 │ │ ├赤外線センサ基盤 │ │ │ └赤外線センサ │ │ └取り付け金具・ネジ類 │ ├第3階層組立図(ISAラック) │ │ ├CPUボード │ │ │ └フラッシュディスク │ │ ├PICボード │ │ │ └シリアルケーブル │ │ ├FPGAボード │ │ │ └ドータボード │ │ ├電源制御基板 │ │ ├ISAラック部ケーブル接続図 │ │ │ ├コネクタ類 │ │ │ ├ケーブル類 │ │ │ └ケーブル検査仕様書 │ │ └取り付け金具・ネジ類 │ └第4階層組立図 │ ├超音波センサ基盤 │ │ └超音波センサ │ ├テンキー │ ├液晶ディスプレイボード │ └取り付け金具・ネジ類 ├電池 ├MIRS0202システム試験仕様書 ├MIRS0202取扱説明書 │ └ソフトウェア ├FPGA回路データ │ ├インストール手順書 │ └取扱説明書 ├行動制御プログラム │ ├インストール手順書 │ └取扱説明書 └PICコントロール用プログラム ├CPUボード側 └PICボード側
MIRS0202では以下のモードを定義する。
以上のモジュールのほかに、新規作成するAPIを示す。
下記の試験機能を有する。
角まできたら右に90°回転し、競技場を一周するまで直進を続ける。
1回目と3回目の角を曲がったら、直進しながら超音波センサを用いてポストの探索を行う。
ポストを発見、または競技場を一周したら「ポスト接近モード」に遷移する。
このとき前方の赤外線センサが、赤外線を感知した場合は、スイッチを押さないようポストから一定距離離れて止まる。
感知しなければそのままポストにぶつかる。
ポストの中心が分かったら、ポストから15cm離れた場所で、左に90°回転する。
感知した赤外線が、獲得するべき番号ならば「獲得モード」へ遷移。
半周した所で、反対側にポストがあるかどうかを超音波センサを用いて調べる。
遷移前\遷移後
待機モード
初期動作モード
白線上移動モード
ポスト接近モード
ポスト周回モード
ポスト獲得モード
終了処理モード
試験モード
待機モード
-
スタートスイッチ入力
×
×
×
×
×
10キー入力
初期動作モード
停止スイッチ押下
-
1回目の競技にて
座標[0,0]を設定2回目の競技にて
座標[0,0]を設定×
×
×
×
白線上移動モード
停止スイッチ押下
×
-
ポストを発見した
競技場を一周した×
×
×
×
ポスト接近モード
停止スイッチ押下
×
×
-
ポストの座標を確認
×
×
×
ポスト周回モード
停止スイッチ押下
×
ポストを一周した
競技場を一周していない反対側にポストがある
-
獲得すべきポストである
×
×
ポスト獲得モード
停止スイッチ押下
×
×
×
ポストを獲得した
まだ獲得すべきポストが残っている-
すべてのポストを獲得した
×
終了処理モード
停止スイッチ押下 or
終了処理終了×
×
×
×
×
-
×
試験モード
停止スイッチ押下 or
試験走行終了×
×
×
×
×
×
-
途中、別のポストがあればポスト回避モジュールへ移行。
目的ポストに前面部タッチセンサが反応するまで前進する。
その後中心を得てから数cm後進、90°左回転。
直進する途中で赤外線を受信したらポスト接近特別モジュールへと入る。
その間に赤外線を感知したら番号を識別。とるべき番号であれば獲得モジュールへ移行する。
回転し始めた場所へ帰ってきたら90°右回転する。
競技場一周目ならばルート復帰モジュールへ移行する。
二周目ならばポスト方向回転モジュールへ移行。
少し後退して赤外線が消えたことを確認したら、周回上の軌道まで戻り、左に90°回転してポスト周回モジュールに戻る。
なければ左に回転して、ポストから白線に向かって直進。
白線を感知したら十数cm後進、90°右回転する。
システム試験はシステムの組立が完了した段階で、基本設計書の内容に適合しているかどうかを試験する。システム試験を実施する際には、各サブシステムで規定されるサブシステム試験に合格していなければならない。 試験は以下の項目について行われる。
システム試験の詳細は、試験仕様書に記載される。
関連文書 |
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