沼津高専 電子制御工学科
MIRS0004 開発完了報告書
MIRS0004-DSGN-0005
改訂記録
版数 作成日 作成者 承認 改訂内容
A01 2001.2.15 mirs0004 初版
A01 2001.3.1 エレクトロニクスシステム試験(試験結果)の追加
目次のリンク先の修正

目次
  1. はじめに
  2. 開発過程
    1. 3年次

    2. 4年次

  3. 試験結果
    1. サブシステム試験
    2. プレ競技会
    3. 競技会
  4. 作業工数分析
  5. 問題点の発生と分析
    1. メカニクス
    2. エレクトロニクス
    3. ソフトウェア
    4. システム
  6. 既知問題点
  7. まとめ
  1. はじめに これはMIRS9805の開発完了を示し、これまでの作業過程、作業工数を分析したものである。

  2. 開発過程 以下に開発計画と対比させた開発過程を示す。

    1. 3年次

      1. 開発項目 開始(計画) 終了(計画) 開始(作業) 終了(作業)
        調査(MIRS)の各部 2000/11/30 2000/12/19 2000/11/30 2000/12/19
        基本設計 2001/12/19 2001/01/30 2001/12/19 2001/02/01
    2. 4年次

      1. 開発項目 開始(計画) 終了(計画) 開始(作業) 終了(作業)
        詳細設計書(メカ) 2001/04/07 2001/06/01 2001/04/07 2001/06/22
        詳細設計書(エレキ) 2001/04/07 2001/06/01 2001/04/07 2001/06/01
        詳細設計書(ソフト) 2001/04/07 2001/06/01 2001/04/07 2001/06/01
        製造(メカ) 2001/6/16 2001/08/31 2001/06/16 2001/10/15
        製造(エレキ) 2001/6/16 2001/08/31 2001/06/16 2001/12/16
        製造(ソフト) 2001/6/16 2002/02/08 2001/06/16 2002/02/08
        改善設計
        改善(メカ)
        2001/10/15 2002/01/31 2001/10/15 2002/02/05
        改善設計
        改善(エレキ)
        2001/11/08 2001/12/08 逐次改善
        改善設計
        改善(ソフト)
        2001/11/10 2001/12/27 逐次改善
        ドキュメント整理(メカ) 2002/01/09 2002/2/14 2002/01/09 2002/02/14
        ドキュメント整理(エレキ) 2002/01/09 2002/2/14 2002/01/15 2002/02/14
        ドキュメント整理(ソフト) 2002/02/01 2002/2/14 2002/02/09 2002/02/14

  3. 試験結果
    1. エレクトロニクスシステム試験



    2. システム試験(プレ競技会)

    3. システム試験報告書(MIRS0004-SOFT-0004)参照

    4. 競技会

    5. 競技会報告書(MIRS0004-SOFT-0003)参照

  4. 作業工数分析
    1. 開発項目工数(h)
      調査(MIRSの各部について) 58
      詳細設計書(メカ) 231
      詳細設計書(エレキ) 260
      詳細設計書(ソフト) 46
      製造(メカ) 401
      製造(エレキ) 571
      製造(ソフト) 195
      改善設計,改善(メカ) 50
      改善設計,改善(エレキ) 0
      改善設計,改善(ソフト) 365
      ドキュメント整理(メカ) 93
      ドキュメント整理(エレキ) 49
      ドキュメント整理(ソフト) 15

    担当別作業時間

      時間h(メカ)h(エレキ)h(ソフト)
      2001/04 27 18 14
      2001/05 64 56 11
      2001/06 78 54 38
      2001/07 114 96 14
      2001/08 112 178 98
      2001/09 28 41 18
      2001/10 89 140 66
      2001/11 55 135 140
      2001/12 53 127 155
      2002/01 110.5 105 220
      2002/02 91 23 110
  5. 問題点の発生と分析
    1. メカニクス
      問題点原因解決策
      縦横の全長が320mmを超えてしまった。 設計段階で限界ぎりぎりの設計をしてしまったため、日本ヘラルド。設計ミス。 一階バンパを内側へ引っ込めた。
      赤外線センサの位置が高すぎて赤外線の認知が上手くいかない。 設計ミス 3階を撤去し、2階にISAラック、バッテリーホルダを移動させ、赤外線センサを2階塩ビ板の下側に取りつけた。
      ISAボード固定用支柱とISAラックが直接接触してしまいMIRSを直接動かすときにエラーが出やすくなった ATLMが悪い ISAボード固定用支柱とISAラックのあいだに塩ビ板を入れた。
      タッチセンサがある一定の方向から押されたときに上手くスイッチが入らない。 設計ミス タッチセンサの入力軸を2方向にして作り直した。

    2. エレクトロニクス
      問題点原因解決策
      電源ボードにより、5vに電圧が落ちない PCBデータが間違えていた 基盤から削りなおした
      MPCボードが正しく動作しない PCBデータが間違えていた 基盤から削りなおした
      赤外線センサの試験を行なったが、3つの赤外線がどれも反応しない IRSボードのGNDとVCCが逆であった。 IRSのコネクタを作り直した
      電源ボードから5Vの電圧が供給されていなかった。 コンデンサがGNDに繋がれていなかった 半田付けをして、コンデンサの足をGNDへ繋げた
      左側のロータリーエンコーダーが常に0でカウントされていない ドーターボードの左側ロータリーエンコーダのVCCがつながっていなかった。 ドーターボードの左側ロータリーエンコーダの半田付けをしなおした。
      ケーブルの調子が悪かった。 コネクタの抜き差しにより、コネクタの接合部分が金属疲労により切れてしまう。 コネクタを切り落とし、再利用出来るものは使い、出来ないものは、新しいものに交換した
      超音波周辺回路のICの一つが,異常に発熱した。 ICを逆に取り付けていた ICを付け替えた

      ソフトウェア
      バグ記録:
      問題点原因解決策
      コンパイルエラー
      ソースの書き間違い。間違ったところを見つけ、直した.
      モーターが回らない
      スリープをかけていなかったスリープを入れた
      直進がうまく行かない
      モータの電源供給にぶれがあったフィードバックをかけた
      ポストの中心接触がうまく行かない
      ループの入りが悪かった。ループの入る条件を改善
      タッチセンサのデバイスが開かない
      /devにデバイスが作成されていなかったmknodコマンドで作成した。
      ロータリーエンコーダの読み取り値が違う
      APIの補正が違っていた補正を修正した
      1周きちんと回らない
      左右のデューティー比の値と補正が悪かった修正した。
      タッチセンサを認識せずにとまる
      タッチセンサの構造が悪かったメカに依頼
      ポストを獲得するととまってしまう
      ループ条件がおかしかった条件を変更
      移動した距離だけ戻らない
      関数にアドレス渡しされていなかったアドレス渡しに修正
      超音波が反応しない
      超音波の入力がおかしかったエレキに依頼
      超音波の待ち時間が長い
      待ち時間の変数の値が大きい待ち時間の値を減らした。
      pwm_both_data関数などが実行されない
      pwm_enco_start関数で決めた周期によって読み取られないことがあるpwm_enco_startの引数の値を小さくし、usleep関数で待ち時間などをかけて周期内で読み取られるようにした。
      90回転するのにぶれが生じる
      ロータリーエンコーダの読み取りカウント数の待ち時間が長い待ち時間の変数を減らした
      直進が進みすぎる
      encoder_data関数の引数がint型だったので小数部が切り捨てられていたdouble型に変更
      指定距離でとまらない
      速度が速すぎたデューティー比の値を小さくした。

    3. システム
      • 超音波センサのバグが何回も出た、また安定もしなかった
        一応誤差のプログラムは作ったが、うまく作動しなかった。
  6. 既知問題点
  7. まとめ
      当初の計画より、エレキの製造が大幅に遅れてしまいました。それにより、マシンが出来上がるのが遅くなってしまいました。その返をもっと、計画的に開発を進めれたら良かったと思います。競技会ではそれまでうまくいっていた赤外線センサが突然、反応が悪くなってしまい。結果としては1回目が2つ、2回目が3つしかとれませんでした。しかし、途中でプログラムを全面改善したのに、そこまで完成して良かったと思います。 またこの報告をもってMIRS0004の開発における全過程が終了したことを報告します。

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