名称 MIRS2002 開発完了報告書
番号 MIRS2002-REPT-0004
版数 最終更新日 作成者 承認者 改訂記事
A01 2021/2/05 坪井 初版
A02 2021/2/15 坪井 小谷先生

1.ドキュメント概要

本ドキュメントはMIRS2002の開発完了報告書である。以下に完成した機体を示す。

図.1 MIRS外観


2.機体評価

表1に2002班が目指した機能とその結果を一覧にして並べる。
表.1 機能評価
機能 概要 評価
回収機能 機体前方に設置したローラでボールを機体内部にボールを取り込む。 滑り止めシートを巻いたスポンジをローラーに巻き付けることで柔軟性と摩擦力を確保し安定してボールを取り込むことができるようになった
昇降機能 箱に入った回収したボールをモータの回転で上昇させる。 設計した機能は実装することができたが、物理的な要因でリフトを引き上げる量が毎回一定でないため稀にボールが荷台に転がらなかったり、リフトの上がりすぎでモータが停止してしまう挙動を見せた。
運搬機能 シューターに返すまで、回収したボールを保持し運搬する。 最大4つまでボールを保持することができる荷台を作成した。
緊急停止機能 物理スイッチを人が押下することで、強制的に動作を停止させる。 模型用バッテリー、9V電池の接続を断つことで動作を停止させる回路を実装した。
衝突回避機能 MIRS前の人物を認知してMIRSが単独で動作を停止する。 超音波センサを用い、物体が衝突圏内まで近づいたら停止し旋回をする機能を実装した。
回収場所/ボール判別機能 機体カメラと機械学習を用いてボールと回収場所を判別する。 ボール判別をして機体を動かす動作はできたが、カラーコーンの判別は赤色の情報のみを使っているので誤作動する不安要素を残す結果となった。
走行機能 ボール回収、緊急停止など機体の移動を行う。 機能は実現したがバッテリー容量が十分に無く、実際に走行できる時間は実用レベルのものではない。

3.発表会・展示会

発表会における結果は以下のとおりである。
最優秀賞 :4位
技術賞 :5位

4.開発における作業時間分析

以下の図3に実際のスケジュールを示す。
実際のスケジュール

図.3 実際のスケジュール
発表会までの作業時間は以下のようになった。
班員別全員の総作業時間グラフを図4に示す。

図.4 班員別全員の総作業時間グラフ
MIRS作業時間エクセル 各班員の作業割合を円グラフにし、以下に示す。

図.5伊藤作業時間

図.6 大竹作業時間

図.7 小澤作業時間

図.8 鈴木作業時間

図.9 坪井作業時間

図.10 半戸作業時間

図.11 松田作業時間

図.12 八木作業時間

各パートの作業割合を以下に示す。

図.13 メカの作業時間割合

図.14 エレキの作業時間割合

図.15 ソフトの作業時間割合

これらのグラフから考察できることを以下に示す。
全体
メカ
メカニクス完了報告書
エレキ
エレクトロニクス完了報告書
ソフト
ソフト完了報告書


5.総括

半戸 葵人
全体を通して進捗の遅れがとても目立った。各パートごとに原因は様々だが、MIRSの実機の完成が遅れてしまったことによるエレキ、ソフトの実装の遅れが大きな要因に思える。 そのため、動画撮影など発表に対してあまり時間を割くことができなかった。このことが投票による順位が低かったことの原因である。 また回路班も、モータードライバの不良など様々な問題に直面していた。もとから壊れていたなど自分たちではどうにもできない問題も多かったが、はんだ付けした回路の不良など実装前に確認して気づくことができる問題も多かった。 ソフト班は素晴らしかった。画像認識の精度も素晴らしく非の打ちようがなかった。 メカの遅れのせいでこの素晴らしいソフト班の技術を無駄にしてしまって、メカ担当として申し訳なさでいっぱいである。 動画と発表は素晴らしかった。

6.感想・反省

半戸葵人
坪井寿裕
大竹葵
小澤和成
鈴木翔貴
松田諒平 エレキ
八木貴寛

MIRS DATABASE