表1にメカトロニクス開発における工数を示す。
表1. 工数分析
特に工数が多かったのはボール盤によるシャーシの加工だった。上段は第一段階、第二段階それぞれ2時間。
下段シャーシは2.5時間の時間を要した。
支柱は新規に4本作成し、小川(智)・野田の両名で合計3.5時間を要した。
組み立て時間に差が出たのは、小川(雄)は発表用PVの作成、野田はパンフレットのページ作成のため、主に小川(智)が担当したためである。
全体図を図10~12に示す。
図9.全体図(前面)
図10.全体図(側面)
図11.全体図(上面)
また、重量・寸法を表2に示す。
表2.MIRS1501
今回の製作では、工場での加工が主だったため、精度に関しては非常に高いものが出来上がった。しかし、工場での加工は時間がかかった上に、本番2週間前に工場で新規に部品を作成するという、スケジュール的にもかなり厳しいものがあった。
MIRS1501の標準機からのメカトロニクスとしての変更点は、支柱とバンパのy軸の長さ変更のみだったため、メカの仕事が少なかった。その為、他の担当(エレキ、ソフト)のサポートをもっとすべきだったと考えられる。
来年度以降のメカ班は、自分たちの仕事だけではなく、特に終盤にかけて仕事が少なくなるため、班員全体の手助けに気を配る必要がある。ただし、そのことで自分の仕事をおろそかにしないこと。
また、今回の材料であるアクリル板は、レーザー加工機で短い時間で加工可能であり、また透明なため内部の状況が把握し安いため非常に有用だった。
小川智司 担当した部品は大体計画通りに作ることができて良かったと思います。ただ、もうすこしマンパワーの配分を考慮すべきでした。
小川雄矢 最終的にアジャイル開発で予定したとおりの機体を作ることができたのでよかったと思います。また、個人的にもっと他の人の手伝いをすべきだったのではと考えています。
野田剛志 牛丸先生推奨のアジャイル開発を採用したため、機体が完成しないという最悪の状況を避けられて良かったです。しかし、支柱の製作が遅かったことが不安要素になったと思います。工場での加工の日程を調整する必要があったと思います。
MIRS1501メカニクス詳細設計書(第1段階)
MIRS1501メカニクス詳細設計書(第2段階)
MIRS1501ドキュメント管理台帳