名称 MIRS1401 ドータボード詳細設計書
番号 MIRS1401-ELEC-0002
版数 最終更新日 作成 承認 改訂記事
A01 2014.12.8 宇佐美、高井 初版
A02 2014.12.19 宇佐美 プリント基板用の実装図を追加
B01 2015.2.2 宇佐美 大沼先生 基板Bの仕様変更。プリント基板用の実装図を削除

目次

1. はじめに
2. 概要
3. 標準ボードからの変更点
4. 回路図
5. 部品図
6. 実装図
7. 試験手順
8. 添付ファイル
9. リンク

1. はじめに

本ドキュメントは、MIRS1401で新規設計したドータボードの詳細設計書である。

2. 概要

使用するモータ制御ボードとエンコーダが各3個に、タッチセンサが9個に増加したことを踏まえ、FPGAのピン設定とドータボードの回路を変更した。
基板はモータ制御ボード・エンコーダに接続される部分をまとめた基板Aと、タッチセンサにつながる部分をまとめた基板Bの2枚構成となっており、それぞれ片面ICソケットにフラットケーブルを差し込み、FPGAボードと接続する。

なお、FPGAボードのピン設定の変更点はFPGAプログラム詳細設計書に示す。

3. 標準ボードからの変更点

オリジナルドータボードの作成に当たって、標準ボードから大きく仕様変更を行った点を示す。

3.1. 基板Aの変更点

標準ドータボードではモータドライバ用の端子とエンコーダ用の端子のピン配置が異なっていたが、本ボードにおいてはエンコーダの端子をモータドライバのピン配置に合わせて統一している。これを図1に示す。
また、標準機ではモータ制御ボードに取り付けられていたエンコーダ用のプルアップ抵抗は、基板Aに移している。


図1 エンコーダのピン配置の変更点

3.2. 基板Bの変更点

ドータボード側のタッチスイッチの接続端子は2ピンとなっているが、タッチスイッチ側は3ピンとなっている。これを図2に示す。
標準機のドータボードとタッチスイッチを接続した場合、タッチスイッチ側の接続ピンを誤って配線した場合VccとGNDがショートを起こす危険がある。このリスクを無くすため、本ボードはプルアップ抵抗を介してショートが起こらない構造に変更している。
ドータボード側の端子の1番とタッチスイッチ側の1番、ドータボード側の2番とタッチスイッチ側の2番を接続すると、タッチスイッチが押されていない間はOUTの電位がLow、押されている間はHighになる。ドータボード側の1番とタッチスイッチ側の2番、ドータボード側の2番とタッチスイッチ側の3番を接続すると、タッチスイッチが押されていない間はOUTの電位がHigh、押されている間はLowになる。


図2 タッチスイッチのピンの変更点

4. 回路図


図3 基板A回路図


図4 基板B回路図

5. 部品表

表1 基板A部品表
記号品名・規格数量備考
R1〜R66.8kΩ 1/4W 炭素皮膜抵抗6エンコーダ用プルアップ抵抗
CN1〜CN64pinコネクタ6
-丸ピンICソケット適宣FPGA接続部用
-ユニバーサル基板 95×72mm1
表2 基板B部品表
記号品名・規格数量備考
R7〜R156.8kΩ 1/4W 炭素皮膜抵抗9タッチスイッチ用プルアップ抵抗
CN7〜CN152pinコネクタ9
-丸ピンICソケット適宣FPGA接続部用
-ユニバーサル基板 95×72mm1

6. 実装図

図の太線部は基板の表面にケーブルを取り付けて配線する。


図5 基板A実装図


図6 基板B実装図

7. 試験手順

各端子、ICソケットにテスタを当てて、以下に示すように各端子間が導通しているかを確認する。次に、それ以外の端子の間でショートが起きていないかを確認する。

基板A
基板B

8. 添付ファイル

「リンク先を保存」から保存すること。

9. リンク


沼津工業高等専門学校 電子制御工学科