名称 MIRS13CP 怪盗機製造仕様書
番号 MIRS13CP-MECH-0001

最終更新日:2014.02.03

版数 最終更新日 作成 承認 改訂記事
A01 2014.02.03 牛山健太 初版
A02 2014.02.21 牛山健太 出川先生 修正

目次




1.はじめに


本ドキュメントは、MIRS2013に使用された怪盗機の製造について記したドキュメントである。


2.必要物品一覧表


下記に必要な物品を示す。


部品名 材料 個数 備考
シャーシ各パーツ t2塩ビ板 1セット 参照3.製作部品設計図
認識用数字板 コピー用紙 1枚 プリンターで印刷。カメラ用に穴をあける必要あり。
本体 LEGO MINDSTOME NXT 1台 参照4.本体製作仕様
カメラ Qwatch TS-WLCAM 1つ IO DATA Qwatchホームページ
赤外線照射回路 1つ MIRS13CP 赤外線照射回路詳細設計書
針金 適量 ボール固定のため

3.製作部品設計図


下記に部品の設計図を示す。
材料はすべて厚さ2mmの塩ビ板である。また、示されていない穴はすべてφ3である。
  • シャーシ上面
  • シャーシ上面の設計図を下図に示す。


    図1. シャーシ上面
     
    シャーシ上面 DXF

  • シャーシ前面
  • シャーシ前面の設計図を下図に示す。


    図2. シャーシ前面
     シャーシ前面 DXF

  • シャーシ側面
  • シャーシ側面の設計図を下図に示す。これは2枚作成する。
    大きく開けないとBluetoothが繋がらなかったため大きくくり抜いた。


    図3. シャーシ側面
     シャーシ側面 DXF

  • シャーシ背面
  • シャーシ背面の設計図を下図に示す。超音波と赤外線の投光部のための隙間があいている


    図4. シャーシ背面
     シャーシ背面 DXF

  • ボール保持部
  • ボール保持用の台の設計図を下図に示す。二つ作成した。
    R100のカーブはコンパスで角だけ合わせればよい。高さは変更する必要があるかもしれない。


    図5. ボール保持部
     ボール保持部 DXF

  • 外装支持部
  • NXT本体に外装を乗せるための高さを稼ぐ台として作成。
    本体の仕様によってあまりにも変化するので場合に合わせて作り変えることを推奨する。
    今回はボール保持部とほぼ同じものを傾きを変えて調節した。
    そしてぜひ見栄え、性能ともに最高のものを作ってほしい。


    4.本体製作仕様


    怪盗機は競技の使用から以下の使用を満たすように製作されている。
    正確には部品が足りなくて非常に自由度の低いもので製作したことを認識してほしい。

    参考 
    MIRS13CP 新競技会競技規定
    本体製作仕様を以下に示す。
  • 全体サイズが300×300×100以内(ボールのサイズが小さくなれば高さを稼げる)
  • BlueToothが7m以上(間に人を挟む)認識するように外装と相談
  • 速度30cm/sを保って走行することができる(カメラ、外装、ボール取り付けの上)
  • ライントレースができ、ラインに引っかからないようにしている。(前輪はボールキャスターを使用している)
    怪盗機全体を使った上でのデバッグを推奨する。
    特にBluetoothの範囲を確認すること。
    今回製作した怪盗機本体の写真を以下に示す。






    図6. 怪盗機


  • 5.組み立て手順



    主に使用されるL字金具の図面を次に示す。


    図2. L字金具
     
    LL DXF

    1.天板、側面の板をL字金具8個を使い四角くねじとナットを用いて組む。ねじはなるべく短いものをつかう。
    2.各指示部を両面テープなどでつける。
    3.ボールをとめるために針金を天板の下に通し輪を作る
    4.数字板にカメラに合わせた穴を開け、正面に貼る。
    5.テープでカメラとバッテリーを固定する。ちゃんとそのための場所を作ったほうがよい。
    6.ボールを乗せNXTに乗せる。

    6.製作に関して(トラブルシューティング)


  • 早く作ること
  • バッテリーはNXT本体に乗る
  • 競技毎の準備を考えて作る(設計する)こと(できるだけ早く整えられるように)
  • ブルートゥースは囲むと届かない。
  • カメラはまっすぐ向くようにねじの長さを調節する
    MIRS13CPドキュメント管理台帳