名称 MIRS13CP 赤外線照射回路詳細設計書
番号 MIRS13CP-ELEC-0002

最終更新日:2014.2.21

版数 最終更新日 作成 承認 改訂記事
A01 2014.2.14 井上 初版
A02 2014.2.20 牛山 画像等の追加
A03 2014.2.21 井上 出川先生 修正


目次





1.はじめに


本ドキュメントは、MIRS13CPの「MIRSAK」用の赤外線照射回路詳細設計書である。

2.仕様・機能


走行中、常に赤外線を後方に照射する。
怪盗機の背面に取り付けられる。
38kHzで発振するものを製作したが、実際には発振しなくてもいいものになった。

3.回路設計

以下に宝・台座の回路図を示す。
回路図
  • 基盤加工機用CADデータ

  • 4.必要部品

    以下に回路を作成するために必要な部品を挙げる。
    商品名 型番 価格(円) 個数
    PIC16F84A PIC16F84A 220 1個
    ICソケット(18P) ICソケット(18P) 1個
    三端子レギュレータ NJM7805FA 200 1個
    コンデンサ 47μF 2個
    セラミックレゾネータ 20MHz 1個
    抵抗 110Ω 1個
    抵抗 120Ω 2個
    LED 1個
    赤外線LED 10個
    コネクタ(2P) 3組
    電池(9V) DURACELL PLUS アルカリ電池 400 1個
    電池スナップ 1個

    5.ソフトプログラム

    本来は赤外線信号を発振させるためにPICを積んでいるのだが、当日までに発振しないほうがいいとの要望があり結局当日では発振していない。
    つまり、赤外線基盤と電池を直付けすれば今回の動作は満たすことができる。
    しかし、発振しなければ他の電灯などが発する赤外線と競合しセンサーが感知できないので発信させるべきである。
  • プログラム

  • red.asm

    6.テスト仕様

  • 部品配置チェック
    目視で確認する。確認の際、設計した回路図を使う。

  • 導通試験
    テスタを用いて導通試験を行う。この試験に合格するまで電源装置へ繋ぐことのないようにする。
    ・導通すべき点が導通しているかを確認する。テスタを抵抗値を測るレンジにあわせ配線の端子間の抵抗値を測る。
    ・もし断線が確認できたら、はんだで修復可能な場合は修復、修復不可能な場合は基板を作り直す。修復不可能な場合とは基盤の銅箔が完全に剥がれてしまい部品を基盤につけられないような場合等を指す。修復した際はその周辺の導通を再度確認する。
    ・すべての端子間が設計した回路図に沿っていることが確認できたら、この項目を合格とする。
    ・GNDと配線が誤って導通していないかを確認する。各地点間での抵抗値が非常に大きければ導通していないとみなす。
    ・誤って導通している部分を発見したら、ペンや針などの尖ったもので基盤を削って断線する。
    ・すべての配線がGNDとショートしていないことが確認できたら、この項目を合格とする。

  • 動作試験
    スマートフォンなどのカメラを使い、赤外線が照射されているか確認する。


  • 7.開発所要時間

    開発:3時間 試験:10分


    沼津工業高等専門学校 電子制御工学科