名称 MIRS1201 MTCB試験仕様書
番号 MIRS1201-ELEC-0002

最終更新日:2012.6.15

版数 最終更新日 作成 承認 改訂記事
A01 2012.6.15 大塩雄馬、齊藤卓也 初版
A02 2012.6.22 大塩雄馬、齊藤卓也 出川 第二版

目次






1.はじめに

このドキュメントはモータ制御ボードが正常に動作することを確認するためのものである。




2.基板の確認

基板上に不正な短絡、断線が無いかテスタを用いてチェックする。
しらみつぶしにすべての部品に対し行う。
最後にVccとGNDが短絡していないか確かめ、ICを実装する。
結果は
MTCB製造仕様書の「3.図面、リスト、Fig.1 PCB図面」を参照し、短絡や断線があったら記録する。



3.試験プログラム

MIRSMG3D MTCB試験仕様書内の3.試験プログラムにあるプログラムをダウンロード&解凍し、中のファイルをコンパイルしてPICに書込み実行する。
各ファイルの役割は以下の通りであるが、詳細は各ソースを参照すること。

mg3_std.h MG3 モータ制御ボード用の標準ヘッダー
mg3_motor.h MG3 モータ制御ボード用、モータ制御関連
mg3_usart.h MG3 モータ制御ボード用、シリアル通信関連
PWM.c PWM出力試験関数
USART.c 通信試験用ループバック関数。MAX232Cなどのレベル変換ICかMG3が必要。
RE.c ロータリエンコーダ読み取り関数。通信も可能。
integration.c MG3 モータ制御ボード用PI制御プログラム。
PWM、通信、ロータリエンコーダのテストに成功した後に書き込むこと。



4.試験プログラムを用いた試験方法

試験プログラムをそれぞれPICに書き込み、安定化電源を用いて試験をする。

PWM.c
モーターへの出力及びPWM制御ができるかどうかをテストするためのプログラム
試験はモーターを使わず、出力に抵抗を挟み、その両端の電圧をオシロスコープを用いて検査する。なおこの結果はオシロスコープのディスプレイを写真に撮り記録することにする。
それぞれの反応を示した写真をすべて撮ることが出来たら合格とし、抵抗を外してモーターを接続してモーターの挙動を観察しPWM制御ができているかを目視により確認する。

USART.c
PICの通信が出来るかどうかを確認するプログラム
安定化電源、電源ボード、CPUボード、ディスプレイ、キーボード、FPGAボード、ドータボード、MTCBを正しく接続し、試験を行い反応があれば信号が返ってきていることを確認出来たら合格とする。

RE.c
ロータリエンコーダが動作するかをテストするためのプログラム
ロータリエンコーダを回転させたときに、LEDが光るか、ディスプレイに値を表示できるかを見て、反応があれば合格とする。

integration.c
上記3つのプログラムが正常に動作すればMTCBは正常に動作すると考えられるのでこのプログラムの試験はしない。

5.試験方法補足