名称 |
MIRS1105 シャーシ詳細設計書 |
番号 |
MIRS1105-MECH-0002 |
最終更新日:2011.10.28
版数 |
最終更新日 |
作成 |
承認 |
改訂記事 |
A01 |
2011.10.24 |
勝間田智也 |
高木亮太朗 |
初版 |
A02 |
2011.11.25 |
片山晃次郎 |
高木亮太朗 |
詳細な記述および図面の掲載 |
目次
- 概略
- 詳細
- 基本方針
- MIRSのシャーシはアルミ合金製のため重量があり、モータ軸に力がかかり歪の原因になりえる。また重量が大きいとタイヤが床との接触面でつぶれ、走行に必要なトルクが大きくなる。そのため、以下の変更を行いMIRS全体の軽量化を図る。
- 不要なラック柱や取り付けパネルなどの消去
- シャーシの材質の変更
- 超音波センサの取り付け位置の競合や各種ボード間の接続の不明瞭化などを防ぐため、従来2段のシャーシを3段に変更し、それぞれのシャーシで役割を明確化させる。各シャーシの役割は、
- 下段シャーシ…モータおよびMCB,タッチセンサ,白線センサ
- 中段シャーシ…CPUボード・FPGAボード(上下接続),上下ドータボード(上下接続)
- 上段シャーシ…超音波センサ・Webカメラ
とする。また、バッテリーケースは標準機の設計では走行中の衝撃やシーソーなどの傾斜によりバッテリーが飛び出してしまうことがあるため、上段シャーシにバッテリーケースを取り付け、バッテリーを固定する。
- シャーシ形状の変更
- 下段シャーシ
- シーソー攻略時、前キャスターよりもシャーシの前部が先にシーソーに接触し、攻略できない状況にある。
- キャスター本体及び取り付け部分を変更し、前述の問題を解決する。詳細はキャスター改良設計書を参照のこと。
- 上段シャーシ
- 中段シャーシと上段シャーシに分割する。
- 必要のないスペースが無駄な重量の原因となっているため、切除する。
- シャーシ材質の変更
- MIRSのシャーシはアルミ合金製で比重は約2.7である。大きな重量がかかり強度が必要な下段シャーシはアルミ板を使うものとするが、強度が必要ない中段・上段シャーシは材質をプラスチック・アルミニウム複合板に変更する。
- 変更後の材質は、中段をソレイタ(アルミニウム複合版)、上段シャーシを塩化ビニルとする。上段シャーシをプラスチック製のものにする副次的な効果として、開発時にボードの状況が見やすくなり、エレキ的な問題への対処がしやすくなるものがある。
- 外観図
- 設計図面
- 上段シャーシ
- 中段シャーシ
- バッテリー取り付けパネル
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沼津工業高等専門学校 電子制御工学科