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イメージを表示する

まず、Component 領域の左上隅 (0, 0) に、標準的なサイズでイメージを表示 するコード例を示す。

g.drawImage(image, 0, 0, this);

次に、座標 (90, 0) を起点として、幅 300 ピクセル、高さ 62 ピクセルのイメージ を表示するコード例を示す。

g.drawImage(myImage, 90, 0, 300, 62, this);

以下に示すのは、上に示したコード例を両方とも使って、1 つのイメージをロードし 、それを 2 回表示するアプレットである。 プログラムの コード全体も参照できる。


使用中のアプレットブラウザは <APPLET> タグを理解しない。ここではアプレ ットが表示するイメージを示す。


Graphics クラスは、以下に示すような drawImage() メソッドを宣言している。 これらはすべて論理型値を返す。ただし、この値はめったに使用されることはない。 イメージのロードが完了し、完全に描画されている場合の返り値は true、それ以外の場合は false である。

drawImage() メソッドは以下の引数をもつ。

Image img
描画するイメージ。
int x, int y
イメージの左上隅の座標。
int width, int height
イメージの幅と高さ (ピクセル単位) 。
Color bgcolor
イメージの下に敷くカラー。 イメージに透明なピクセルがあり、指定のカラーで塗りつぶされた背景と対比さ せてそのイメージを表示することがわかっている場合、この引数は便利である。
ImageObserver observer
ImageObserver インタフェースを実装するオブジェクト。 これは、イメージに関する新しい情報が参照可能になるたびに必ず通知されるよ う、オブジェクトをイメージオブザーバとして登録する。 ほとんどのコンポーネントは this を指定するだけでよい。

this がイメージオブザーバとして機能する理由は、Component クラス が ImageObserver インタフェースを実装するからである。 その実装が、イメージデータがロードされるときに repaint() メソッドを起動する (これは通常、ユーザの希望にもかなうことである) 。

drawImage() メソッドは、それまでロードされていたイメージデータ を表示した後、戻る。 drawImage() が完成したイメージだけを描くようにしたい場合は、イ メージローディングを追跡する必要がある。 イメージローディングの追跡については、 前のページ を参照する。


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