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ボタンの使用方法

Button(in 
the API reference documentation) クラスはデフォルトのボタン実装を提供する。 ボタンは、ユーザがクリックしたときにアクションイベントを生成する単純なコントロールである。

Button のスクリーン上の外観は、実行されているプラットフォームと、ボタンが使用可能になっているかによって異なる。 自分のプログラムのボタンをどのプラットフォームでも同じにしたいときや、特別な外観をもたせたいときは、Canvas サブクラスを作成してその外観を実装する必要が ある。Button サブクラスを使用して外観を変更することはできない。 独自のクラスを作成せずに変更できる Button の要素は、Button の表示するフォン トとテキスト、前景色と背景色、そして (ボタンを有効または無効にすることにより ) ボタンが使用可能に見えるか使用不能に見えるかということだけである。

以下に、3 つのボタンを表示するアプレットを示す。 左のボタンをクリックすると、中央のボタンを無効にし (もう用がないので左ボタン自身も無効にする)、右のボタンを有効にする。 同様に、右のボタンをクリックすると、中央のボタンと左のボタンを有効にし、右のボタン自身を無効にする。

以下に、ボタンを作成しボタンクリックに反応するコードを示す。 (プログラム全体 も参照できる。)

//初期化コード:
    b1 = new Button();
    b1.setLabel("Disable middle button");

    b2 = new Button("Middle button");

    b3 = new Button("Enable middle button");
    b3.disable();
    . . .

public boolean action(Event e, Object arg) {
    Object target = e.target;

    if (target == b1) { //ユーザが "Disable middle button" をクリックした場合
        b2.disable();
        b1.disable();
        b3.enable();
        return true;
    }
    if (target == b3) { //ユーザが "Enable middle button" をクリックした場合

        b2.enable();
        b1.enable();
        b3.disable();
        return true;
    }
    return false;
}

普通、ほとんどのButton メソッドは上記のコード例のように使用される。 さらに、Button は getLabel() メソッドを定義し、これにより特定の Button に表示されているテキストを調べることができる。


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