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URL を扱う

URL は UniForm Resource Locator の頭字語である。インターネット上の 資源を参照するもの (アドレス) であり、 インターネットと World Wide Web への出入り口の役割を果たす。好みの Web ブラ ウザに URL を指定すると、手紙の宛名をもとに郵便局が宛先人の住所を探し出すの と同じように、ブラウザはインターネット上のファイルの位置を探し出す。

インターネットと相互に作用する Java プログラムも URL を使用して、アクセスし たい資源をインターネット上で見つける。java.net パッケージには、Java プログラ ムが URL アドレスを表すための、URL という名前のクラスが含まれている。

技術用語に関する注意: URL という用語にはあいまいなところがある。 インターネット上の何かの アドレスを指す場合と、Java プログラムの URL オブジェクトを指す場合があるから である。通常は、前後の文脈から明らかになるし、そうでなくとも文は両方に適用さ れるので問題はない。しかし、 URL の意味をはっきりさせる必要のある個所では、 このテキストは、インターネットアドレスの概念を表すときには URL アドレス を、 プログラムの URL クラスのインスタンスを指すときには URL オブジェクト という用語を使用することとする。

URL とは何か?

URL の書式は、インターネット上の資源をどのように見つけるかを記述した文字列で ある。URL の主な構成要素は 2 つあり、1 つはその資源をアクセスするのに必要な プロトコル、もう 1 つは資源の位置である。

URL を作成する

Java プログラムの中で、URL アドレスを表す URL オブジェクトを作成することがで きる。URL オブジェクトが参照するのは常に絶対パスの URL だが、URL オブジェク トは絶対パスの URL、相対パスの URL、または URL の構成要素をもとに作成するこ とができる。

URL を解析する

ホスト名やファイル名、その他の情報を見つけ出すために URL を解析するような時 代は終わっている。正しい URL オブジェクトを付けてアクセス機構メソッドを呼び 出すだけで、 文字列の解析などまったく行わずに、URL から情報のすべてを取り出せるのである!

URL から直接読み取る

このセクションでは、 openStream() メソッドを使用して、Java プログラムが URL から読み 取る方法について説明する。

URL と接続する

URL から読み取る以外にも行いたいことがある場合は、その URL に openConnection() メソッドを呼び出すことによって URL と接続する ことができる。 openConnection() メソッドは URLConnection オブジェクトを返す。 ユーザはこれを使って、URLと読み取りや書き込みのほか、コンテンツやその他の情報の問 い合わせなど、より一般的な通信を行うことができる。

URLConnection を読み書きする

cgi-bin スクリプトに接続されている多くのもののように、一部の URL では、ユー ザが URL に情報を書き込むことを認めている (場合によってはそれが要求されるこ ともある)。たとえば検索スクリプトでは、検索を実行するには、詳細な問い合わせ データが URL に書き込まれていることが必要である。 このセクションでは、URL に書き込む方法と、結果を取り出す方法について説明する 。


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