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Java のネットワーキングについてすでに読者が知っていること

ネットワーキング ということばは多くのプログラマにとって不安を呼び起 こす。 恐れる必要はない! Java 環境に用意されているネットワーキング能力を活用する のは実に簡単なのである。実際、読者は意識しないですでにネットワークを利用して いるのだから!

ネットワークからアプレットをロードする

読者が Java-対応ブラウザをアクセスしている場合は、すでに多くのアプレットを実 行したはずである。読者が実行してきたアプレットは HTML ファイルの特別なタグ、 <APPLET> タグによって参照される。 アプレットは、ローカルマシンでも、インターネット上のどこかでも、任意の場所に 配置することができる。アプレットの位置はまったくユーザに意識されない。 ただし、アプレットの位置は <APPLET> タグの内部でコード化 されている。 ブラウザはこの情報を解読して、アプレットの位置を探し、そして実行する。 使用中のマシン以外のどこか別のマシンにアプレットがある場合は、ブラウザは実行 の前にまずアプレットをダウンロードする必要がある。

これは、Java 開発環境からインターネットへ向けた、最も高いレベルのアクセスで ある。誰かが、ネットワークへの接続や、そこからのデータの取り込みという面倒な 仕事をすべて行うブラウザを時間をかけて作成してくれたため、読者は世界中のどこ からでもアプレットを実行できるようになったのである。

参考情報:
"Hello World" アプレット(in 
the Getting Started trail)は、入門用のアプレットを作成し実行する方法を 示した短いレッスンである。

アプレットを書くの節は Java アプレットの書き方を初めから終わりまで説明する。

URL からイメージをロードする

読者が自前の Java アプレットとアプリケーションの作成を経験したなら、java.net パッケージにある URL と呼ばれるクラスと関わったであろう。URL クラスは UniForm Resource Locator (資源の場所を指示する統一された指標) を表すもので、 ネットワーク上の資源のアドレスである。アプレットとアプリケーションは、ネット ワーク上の資源を参照したり、さらにはそれと接続するために、URL を使用すること ができる。たとえば、ネットワークからイメージをロードするときは、Java プログ ラムはまず、そのイメージのアドレスをもつ URL を作成しなければならない。

これは、読者がインターネットと行う、次に高いレベルの対話である。 Java プログラムは望みの何かのアドレスを調べ、その URL を作成し、Java 開発環 境に備わった既存の関数を活用して、ネットワークへの接続や資源の検索といった面 倒な作業を行うのである。

参考情報:
イメージをロードする(in the 
Creating a User Interface trail)では、イメージの URL がわかっていると きに、イメージを自分の Java プログラム (アプレットでもアプリケーションでも可 ) にロードする方法を説明する。イメージをロードするときは、その前に、資源のア ドレスをもった URL オブジェクトを作成しなければならない。

この節の次のレッスン、URL を扱うでは、プログ ラムを URL と接続させる方法や、そのコネクションに対して読み書きする方法など も含め、URL について詳細に説明する。


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