String と StringBuffer クラス

オブジェクトの String への変換

class ReverseString {
    public static String reverseIt(String source) {
        int i, len = source.length();
        StringBuffer dest = new StringBuffer(len);

        for (i = (len - 1); i >= 0; i--) {
            dest.append(source.charAt(i));
        }
        return dest.toString();
    }
}

toString() メソッド

String の値を受け取るだけのメソッドにオブジェクトを渡す必要があるとき、 String にオブジェクトを変換することは便利であり、必要である。 例えば、 System.out.println() はStringBuffer を受け入れないので、 プリントする前に StringBuffer を String に変換する必要がある。 上記の reverseIt() メソッドは、String を返す前に String オブジェクトに StringBuffer を変換するために、StringBuffer の toString() メソッド を使用する。

return dest.toString();

java.lang のいくつかのクラスでは、 Character 、 Integer 、 boolean、その他のような「型ラッパー」クラスのすべてを含めて toString() をサポートしている。 同じく、ベースの Object クラスは String に Object を変換する toString() メソッド を持つ。 Object のサブクラスを書く時は、サブクラスのより特定された変換を実行するために、 toString() をオーバーライドすることができる。

valueOf() メソッド

便宜上 String クラスは、Strings とは異なる型の変数を変換するために使用することができる静的メソッド valueOf() を提供している。 例えば、円周率の値をプリントするには、次のようになる。

System.out.println(String.valueOf(Math.PI));

String と StringBuffer クラス