Previous | Next | Trail Map | Writing Java Programs | 入門書のオブジェクト指向のプログラミング概念


メッセージとは何か?

ひとつのオブジェクトだけでは、一般にそれほど有用ではないので、普通オブジェクトは、多くの他のオブジェクトを含む大きいプログラムやアプリケーションの1つの構成要素として存在する。 プログラマはハイレベルの機能やより複雑な振る舞いを実現するには、これらのオブジェクトの相互作用を通 してである。 ガレージにぶら下がった自転車は、チタン合金とゴムのかたまりである。自転車それ自 体では、なにもアクティビティは起こらない。 別のオブジェクト(ユーザ)がアクティビティ(ペ ダルを踏みはじめる)と相互作用したときにのみ、自転車は役に立つ。

ソフトウェアオブジェクトは、メッセージを送信して相互作用し、互いに通信する。オブジェクトA が、オブジェクトBにあるメソッドを実行してもらいたい時に、オブジェクトAはオブジェクトBにメッセージを送信する。

時には受信するオブジェクトが、何をすべきなのか正確に知るためにもっと多くの情報が必要となる。たとえば、自転車のギアを変更するるときは、どのギアに変更したいか示さなければならない。 この情報はパラメータとしてメッセージとともに渡される。

3つの構成要素がメッセージに含まれる。

  1. メッセージが送られるオブジェクト(自転車)
  2. 実行するメソッドの名前(ギアを変更する)
  3. メソッドに必要な任意のパラメータ(より高いギアのために)
これら3つの構成要素は、受信するオブジェクトが要求されたメソッドを実行するために十分な情報である。 それ以外の情報あるいはコンテキストは不要である。

メッセージの利益


Previous | Next | Trail Map | Writing Java Programs | オブジェクト指向のプログラミング概念(入門書)