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パラメータに関する情報を与える

適切なパラメータをすべてユーザに提供したので、今度はユーザがパラメータ値を正 しく設定できるよう手助けする必要がある。 作成したアプレットの説明書で各パラメータについて記述し、パラメータ設定の例と ヒントを用意しておくのは当然のことである。しかし、これがすべてではない。getParameterInfo() メソッドがアプレットのパラメータに関する情報 を返すように実装しておくことも重要である。 ブラウザはこの情報を使用して、ユーザがアプレットのパラメータ値を設定する手助 けを行うことができる。

以下に、getParameterInfo() メソッドを実装する例を示す。この例は Animator アプレットから取り出したものである。Animator アプレットは、13 個の パラメータでユーザが各自の動画をカスタマイズできる、非常にフレキシブルな アプレットである。

public String[][] getParameterInfo() {
    String[][] info = {
      // パラメータ名        値の種別        説明
        {"imagesource",     "URL",          "a directory"},
        {"startup",         "URL",          "displayed at startup"},
        {"background",      "URL",          "displayed as background"},
        {"startimage",      "int",          "start index"},
        {"endimage",        "int",          "end index"},
        {"namepattern",     "URL",          "used to generate indexed names"},
        {"pause",           "int",          "milliseconds"},
        {"pauses",          "ints",         "milliseconds"},
        {"repeat",          "boolean",      "repeat or not"},
        {"positions",       "coordinates",  "path"},
        {"soundsource",     "URL",          "audio directory"},
        {"soundtrack",      "URL",          "background music"},
        {"sounds",          "URLs",         "audio samples"},
    };
    return info;
}    

見てわかるとおり、getParameterInfo() メソッドは 3 つの String 配列から成る配列を返す必要がある。 この 3 つの String 配列のそれぞれは、最初の String がパラメータ名、2 番目の String がアプレットがこのパラメータに求めている値の一般的な種別に関するヒン ト、3 番目の String がパラメータの意味である。


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