FreeBSDでは他の一般的な Unixと同様にネットワークが非常に 重視されています. イーサネットカードが なくても必須のオプションとダイヤルアップ ネットワークのサポー トに注意してください.
ネットワーキングのサポートです. ネットワークに接続する予定がな くても残しておいてください. 多くのプログラムは少なくともループ バックネットワーキングが必要です(つまり, PCの中でネットワーク コネクションをおこないます). したがってこのオプションは本質的 に不可欠です.
以下にさまざまなイーサネットカードを有効にするオプショ ンを示します. ネットワークカードがなければこれらすべてを コメントアウトすることができます. そうでなければ利用す る特定のイーサネットカードをサポートするオプションを残 しておきます.
DECの DC21040, DC21041, DC21140チップを使った PCIイー サネットアダプタです.
Intel EtherExpress Pro/100B 高速イーサネットカード です.
3Com の 3C590, 3C595です (いくらか bugがあります).
Cronyx/Sigma の マルチポート同期/非同期カードです. (with Cisco or PPP framing)
Western Digital と SMC の 80xx, 8216 Elite Ultra ; ノベル NE1000, NE2000; 3Com の 3C503; HPの PC Lan Plus (HP27247B とHP27252A) です.
3Com の 3C501 です. (slow!)
3Com の 3C505です.
3Com の 3C509 です(バグがあります).
富士通 MB86960A/MB86965A ベースのイーサネットカード です.
DEC DEFEA EISA FDDI アダプタです.
AT&T StarLAN 10 と EN100; 3Com の 3C507; NI5210 です.
Intel の EtherExpress 16です.
DEC の EtherWorks 2 and EtherWorks 3 (DEPCA, DE100, DE101, DE200, DE201, DE202, DE203, DE204, DE205, DE422)です.
Lance/PCnet カード (Isolan, Novell NE2100, NE32-VL)です.
IBM/ナショナルセミコンダクタの PCMCIA イーサネット コントローラです.
3Com の PCMCIA Etherlink III です.
注: いくつかのカードでは (特に NE2000では) 「標準値」がありませんので IOポートやIRQの値を変更す る必要がある場合があります.
loop
は TCP/IPの一般的なループバックデバイスで
す. telnet や FTPを localhost (127.0.0.1
)
に対して行なうとこの疑似デバイスを通して帰ってきます.
不可欠です.
ether
はイーサネットカードがある場合のみ必要で
一般的なイーサネットプロトコルを含めます.
sl
は SLIP (Serial Line Internet Protocol) をサポー
トします. これはほとんど完全に, より簡単に設定ができ, モ
デム to モデム接続に適した, よりパワフルな PPPに取って代
わられています. sl
の後の number は同
時にいくつの SLIPセッションをサポートするかを示します.
SLIPの設定のより詳しい情報はこのハンドブックの
「PPPとSLIP」の章の
SLIPクライアントのセットアップ
と
SLIPサーバのセットアップ方法 について書かれた節にあります。
ppp
はダイヤルアップ インターネット接続のための
カーネルモード PPP (Point-to-Point Protocol) をサポート
します. ユーザアプリケーションとして tun
を
利用する PPPの実装もあり, こちらはより柔軟性がありデマ
ンドダイアリング(プログラムが接続要求を出した時に自動
的にダイヤルをおこなう)などの機能もあります. それでもこ
の PPPドライバを利用したい場合は
カーネル PPPの設定 の節を読んでください.
sl
デバイスと同じように numberは同時
に PPP接続できる数を示します.
tun
はユーザモード PPPソフトウェアが利用しま
す. このプログラムは設定が簡単で非常に高速です.
また自動ダイヤル オン デマンドなどの機能を持ちます.
tun
の後のnumber は同時におこなうことのできる
PPPセッションの数を示します.
ユーザ PPP のセットアップ の節により多くの情報があ
ります.
バークレイ パケットフィルタです. この疑似デバイスはネッ
トワークインタフェースを無差別 (promiscuous) モードにし
てネットワーク (例えば単一のイーサネット) にブロードキャス
トされるすべてのパケットを取り入れることを可能にします. こ
れらのパケットはディスクに取り入れられたり
tcpdump(1)
によって検査されます. この機能の実現
はネットワーク全体のセキュリティとの微妙な妥協点であるこ
とに注意してください.
bpffilter の後の numberは同時に検査することの
できるインタフェースの数を示します.
危険の可能性について十分解っている場合を除いてこのオプ
ションは奨めません. すべてのネットワークカードでこの機能
をサポートをしてはいません.