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名称 MIRSMG3G ドータボード試験仕様書
番号 MIRSMG3G-TEST-4003
版数 最終更新日 作成 変更点 承認 改訂記事
A01 2015.04.30 石井建至 初版
A02 2015.05.07 赤池郁也 第2版
A03 2015.05.08 石井建至 ボードの追加 青木先生 第3版

目次


  1. はじめに


    本ドキュメントはドータボードの試験の方法を示すドキュメントである。
    ドータボードの試験を怠ると、FPGAボードが破損する可能性があるので注意すること。


  2. 試験内容




  3. 必要器具


    最低限必要な器具は以下。


  4. 試験方法


    1. 導通チェック


      テスターによる導通チェックの際に、回路のパターン図を印刷し、テスターで確認したところを回路図にしっかり印を付ける。
      怠ると、FPGAボードが破損する可能性がある。ドータボードとFPGAのpinの配置は以下の図の通りである。


      ・1枚のドータボードでモータ1つ、タッチセンサ3つ動作させることができるドータボードの場合




      ・1枚のドータボードでモータ2つ、タッチセンサ6つ動作させることができるドータボードの場合

      クリックで拡大↓

      左側のピン番号については中心線を線対称として作成したのでピン番号は右側を参照すること。
      ただし、GNDとVCCだけは間違ってはいけないので記してある。


    2. オシロスコープによるPWM信号波形の確認


      1. 電源ボードに安定化電源またはバッテリーを接続する。


      2. 安定化電源の電圧を8.0[V]以上、電流を1.0[A]以上に設定する。
        ※電圧は電源ボードの電圧値設定上最低6.5[V]以上必要である。また、電圧がいくら高くても電流が1.0[A]より小さいとMIRSは起動できない。
         このときCPUボードからカチカチ音が鳴るが、電流が足りていないというCPUからのSOSである。
         また、この世の中では電流源はほとんど存在しておらず、基本的に電圧源であることを理解しておいてもらいたい。

      3. 下図のように配線をする。下の図は20と24のところにプローブを当てている。



      FPGAとDBを11pin(上図は12pin)でつなぐときVccとGNDの位置は注意すること。

      4. 安定化電源のスイッチを入れ、MIRSを起動させる。

      5. 試験プログラムでPWM信号を出すプログラムを実行させる。

      6. オシロスコープでドータボードのモータの端子に波形が送られていることを確認する。
      20~26がモータのPWM信号を出力する端子である。
      プログラムからPWM値100で波形をだしたときの波形を下図に示す。

      ・pin20と22


      ・pin22と26


      ・pin24と26


    3. タッチセンサのON/OFF入出力の確認


      1. タッチセンサの試験プログラムを実行する。

      2. タッチセンサを押したり離したりしてディスプレイ上で"1","0"が交互に繰り返されることを確認する。
       ※初期の段階で押していないのに"1"と表示される場合は11pinケーブルの作り方が悪いという原因が挙げられる。






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