沼津高専 電子制御工学科
ロータリーエンコーダボード製造手順書
MIRSDBMD-SBRD-0402
改訂記録
版数
作成日
作成者
承認
改訂内容
A01
1999.7.13
大野山本
大原
初版
ロータリーエンコーダボードの作成
1 加工機による加工
用意するもの
両面基板(99.06mm×45.72mm以上)、加工機用データ
(データのダウンロード)
、ドリル(0.8mm, 1.0mm)、ミリング(90°)、フォーミング、
ロータリーエンコーダボードのデータ名は"rte"となっている。
加工機に基板を取り付ける。2枚以上加工する場合は、加工枚数を設定する。ロータリーエンコーダボードは両面基板なので両面加工用基準穴を作成する。
加工機により加工する。
基板を取り外す。基板を取り外す際は、銅の部分がはがれないように注意する。
はがした基板の角をやすりで面取りをする。この時も銅の部分がはがれないように注意する。
2 下準備
用意するもの
基板、紙やすり(800〜1000番)、テスター、ルーペ、スルピンKIT、ドーブライト、フラックス、
基板の表面を紙やすりを使ってきれいに磨く。この時紙やすりの目が詰まらないように水道で流しながら磨く。
ルーペとテスターを使い、パターンの非道通チェックをする。つながっているようならカッターなどで削り、導通しないようにする。
ICがのるところでスルーホールが必要なところは、スルピンKITをつかってICをのせればつながるようにしておく。この際その部分の穴は、専用のドリルビットを使っておおきめに穴を開けておく。
もう一度紙やすりを使い、基板の表面を滑らかにする。
ドーブライトを使って、基板表面の錆や油を取り除く。そして、ドーブライトが残らないようしっかりと水洗いを行う。ここまできたら基板表面を手で触らないようにする。
水気を取ったらフラックスを塗り、基板の表面が酸化しないようにする。
3 スルーホールを作る。
用意するもの
穴をあけた基板、はんだごて、はんだ、抵抗の足などの線、
つながるべき表と裏の線を、抵抗に足などの線を使ってつなげる。(部品ののるところはよい)
スルーホールをするところ
4 部品をのせ、はんだ付けをする。
用意するもの
穴をあけた基板、はんだごて、はんだ、部品
部品表と実装図を見て部品をのせ、はんだづけをする。IC4、IC5をのせる部分だけICソケットをのせておく。ICソケット,コネクタ等は向きに注意すること。ジャンパーは、タッチセンサを3つ使うのであれば付けなくてもよい。部品面からはんだづけをするところがあるので注意すること。
ロータリーエンコーダボードの実装図
5 PLDを焼く
用意するもの
PLD、PLDライター、PLDプログラム
プログラムのダウンロード。
PLDの焼き方
PLD作成ツール(FD媒体)をパソコンのFDDのドライブ1に挿入して立ちあげる。そうするとメニュー画面が現れる。
メニュー画面で SGUP を選択する。
PLDライタの電源を入れる。
PLDライタのLCDに表示されるメッセージに従い以下のようにPLDライタのキーを押す。
・[E]0)Logic 1)Memory Device Select : 0
・Select Function : C
・[Y]Change ACTA Parameter? : No
・[C]Remote Contorol Mode=System : No
・[C]Remote Contorol Mode=General : Ent
F9を押す。
矢印キーで Chip を選択し、リターンを押す。
08 リターン
00 リターン
矢印キーで Download を選択しファイル名を入力する。
・Download filename : B:\*****.JED
Escキーで戻り、矢印キーで Program を選択しリターンを押す。
PLDをライタにセットしてリターンを押す。
上手く焼かれるとパソコンの画面に Pass とでる。