名称 MIRS1904 エレクトロニクス開発報告書
番号 MIRS1904-ELEC-0005

版数 最終更新日 作成 承認 改訂記事
A01 2020.2.7 中尾真波土 大沼 初版

ドキュメント内目次


1. はじめに

 本ドキュメントはMIRS1904 thynk! Projectのエレクトロニクス開発報告書である.

2.制作基板一覧

 今回制作した基板をTable.1に示す.     
Table.1 制作基板一覧
基板名 使用目的 設計書のリンク 標準部品からの変更点 開発状況
電源基板 駆動系への電源供給のため リンク 出力部分のコネクタを1つ増設 完成
ArduinoUno用シールド基板 駆動系への指令伝達ため リンク 変更なし 完成
ArduinoNano用シールド基板(ポインタ) 入力信号をRaspberryPiへ伝達するため リンク 新規作成 完成
ArduinoNano用シールド基板(シューター) 赤外線LEDの点灯を制御するため  リンク 新規作成 完成
ポインタ受信モジュール  赤外線LEDを受信するため リンク 新規作成 完成
 ※RaspberryPiのシールド基板はシステム構成上不要だったため取り除いた.

3.制作部品一覧

 今回制作した部品をTable.2に示す.

Table.2 制作部品一覧
基板名 使用目的 開発状況
3.5mmステレオミニプラグ ポインタからArduinNanoへの信号伝達のため  完成
3.5mmステレオミニジャック ポインタからArduinNanoへの信号伝達のため 完成
今回3.5mmのステレオ端子を選定した理由として,
①なじみのある端子であること.
②小学生でも着脱しやすいこと.
③3ピンの入出力規格であること.
④内部構造が単純かつはんだ付けの難易度が低いこと
があげられる.3ピンのインターフェースとしてとても取り扱いやすいと感じたので以降の制作でも活かしてほしい.

4.試験内容及び結果

今回制作した部品の画像を以下に示す.
Figure1. 電源基板
Figure2. ArduinoUno用シールド基板表
Figure4. ArduinoUno用シールド基板裏
Figure4. ArduinoNano用シールド基板表(ポインタ)
Figure5. ArduinoNano用シールド基板裏(ポインタ)
Figure4. ArduinoNano用シールド基板表(シューター)
Figure5. ArduinoNano用シールド基板裏(シューター)
Figure5. ポインタ用受信モジュール
Figure6. ステレオミニプラグ・ジャック
・試験内容
すべての部品に対して導通試験を行った

・結果
すべての部品で繋がるところは繋がっており,繋がってはいけない部分は接続が切れていた.
以上のことから合格とした.

5.ArduinoNanoソースコード


ArduinoNanoに書き込んだソースを以下にリンクする.

シューター用ソース(IRremoteライブラリが必要)
IRremoteライブラリ配布先(GitHub)
ポインタ用ソース

6.総括


ポインタの接続方法が検討段階から不安であったが早い段階でステレオミニプラグを選定できたことが開発の進捗を大きく進めたと思う.
赤外線LEDの指向性と通信プロトコルに苦しめられたので事前にテストを繰り返す必要性を感じた.
標準機制作当時から懸念されていた駆動モーターの不具合が本番でも発生してしまったため明らかに調子の悪い部品を長期に利用したはいけないと思った.
制作の進行は各自役割を適切にこなしていたため,基本的には滞りなく進めることができたので良かった.


MIRS DATABASE