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名称 |
MIRS1802 開発完了報告 |
番号 |
MIRS1802-REPT-0001
|
最終更新日:2018.10.20
版数 |
最終更新日 |
作成 |
承認 |
改訂記事 |
A01 |
2019.2.18 |
大森 |
|
初版 |
ドキュメント内目次
1.はじめに
本ドキュメントはMIRS1802の開発完了報告について示したものである。
2.発表会振り返り
2.1.MIRS発表会結果
MIRS発表会結果を以下に示す。
発表会結果
投票結果を以下に示す。
表1 投票結果
班番号 |
プロジェクト |
得票数 |
得票率 |
順位 |
MIRS1801 |
LibNAVI |
25 |
14.4% |
3位 |
MIRS1802 |
HERO |
39 |
22.4% |
2位 |
MIRS1803 |
SCOPE |
22 |
12.6% |
4位 |
MIRS1804 |
NEWGYM員 |
74 |
42.5% |
1位 |
MIRS1805 |
ロボメイト |
14 |
8.0% |
5位 |
技術賞の結果を以下に示す。
図1 発表会の結果(技術賞)
参照授業資料
表2 技術賞結果
班番号 |
A:コンセプト |
B:機能 |
C:ユーザ |
D:ニーズ |
E:実現度 |
合計 |
順位 |
MIRS1801 |
80.0% |
77.5% |
80.0% |
77.5% |
78.8% |
78.8% |
4位 |
MIRS1802 |
87.5% |
77.5% |
82.5% |
80.0% |
88.8% |
84.2% |
2位 |
MIRS1803 |
85.0% |
80.0% |
80.0% |
82.5% |
82.5% |
82.1% |
3位 |
MIRS1804 |
85.0% |
95.0% |
85.0% |
92.5% |
92.5% |
90.4% |
1位 |
MIRS1805 |
75.0% |
77.5% |
80.0% |
67.5% |
72.5% |
74.2% |
5位 |
MIRS1802は得票数22.4%で2位という結果でした。
発表会振り返り
発表会のプレゼンを以下の示す。
MIRS1802発表会プレゼン
MIRS発表会のプレゼンはTLの成田が行った。私たちの班は最初のコンセプトを伝えるための動画作成に力を入れ、来場者の方や先生方の反応も良かったので成功してコンセプトを伝えられたのではないかしたと思う。
また成田のプレゼンも何回も発表練習をしていたかいもあり、とてもはきはきと喋れていてよかった。
発表では実際に動かすわけではなく、実機を見せるだけだったのでデモなどをするなどもっと工夫するところが
あったのではないかと思う。
展示会振り返り
展示会では今までに作ったビデオを流し、実際にごみをおいて拾ってもらおうという体験型の展示会にした。
最初は人が来てくれていたがすぐにいなくなってしまった。一人ずつ体験してもらうには一人当たりの時間が長すぎたのではないかと思ったので、みんなが体験できるような展示の仕方にすればよかったと思う。
3.開発における作業時間分析
各班員の作業時間を円グラフで以下に示す。
図2 伊吹幸輝(DM、メカ)
図3 宇野光輝(メカ)
図4 大森和哉(PM、エレキ)
図5 四之宮魁杜(メカ)
図6 成田正宗(TL、エレキ)
図7 西島海渡(ソフト)
図8 望月翔太(ソフト)
班全体、各担当の作業時間を以下に示す。
図9 メカ作業時間
図10 エレキ作業時間
図11 ソフト作業時間
図12 全体作業時間
図13 個人別作業時間
これらのグラフから考察できることを以下に示す。
・全体の作業時間
全体の円グラフを見ると、時間が多いのがミーティングや発表会でしっかりとみんなで意見をすり合わせてから各パートの仕事などを行っていることがわかる。
また個人で見るとソフトの担当の西島と望月の時間がほかのパートの人よりも働いているので、自分のパートの仕事が終わったらソフトの手伝いをするなどまだ改善できるところはたくさんあった。
・メカ
グラフより、ミーティングとメカ製造・試験を長く行っていたことから、構想に時間をかけ、メカの製造を丁寧に行っていたことが分かる。概ね当初の予定通り作業が進んでいたと思われる。さらに、CADの作業が思った以上に難航した為、時間が長くなってしまったが、メカ班全員の協調性の向上とスキルアップに繋がったと考えられる。
・エレキ
エレキは製造試験や詳細設計などより発表会準備やミーティングのほうが多くなっているが、PMとTLがいたので発表会の練習や、ポスター作りなどを多くしていたのではないかと思う。
また、エレキの仕事は予定時間内の終わったのでそこも発表会準備やミーティングが多くなった要因なのではないかと考察できる。
・ソフト
ソフトはプログラム作成自体はそれほど時間がかからずに終わり、カメラ検知などの精度を上げるために統合試験を多く行っていたので円グラフでもそのように出ている。統合試験を多く行ったことで各種機能の精度を上げることが出来たため、理想的な時間配分だったといえる。
4.スケジュール分析
実際の進捗と10月に決めたスケジュールを以下に示す。
図14 実際の進捗
図15 10月に決めたスケジュール
・メカ
構想、CAD、製作の全ての作業において、ほぼ予定通り進んでいた。唯一予定外だったのは、CADの作業時間が思っていた以上に長くなってしまったことである。それ以外は問題無かった。
・エレキ
ほとんど予定通りに終わった。
また用いるセンサの変更などで少し遅れることがあった
・ソフト
詳細設計で示した機能は年内に終わっており、スケジュールに沿っていたといえる。また、余った時間でLINE通知機能を追加することが出来た。
5.社会実装
以下に今回行った社会実装のドキュメントを示す。
社会実装ドキュメント
6.総括
・メカ
今回、MIRSの作業においてメカ班は、CADの作成を主に行って、製作には3Dプリンタを多用した。去年の木材の部品をメインフレームとして採用することで作業時間の効率化と見た目の良さを増加させることが出来たと感じる。小学校一年生という外乱の予想出来ない存在をユーザーとしている為、安全対策はどの班よりも徹底して行っていた。実際に社会実装実験として、放課後児童会を訪問し小学生相手にロボットを運用したが、子供達のじゃれあいを受けてもロボットに外傷は無く、子供達にも怪我が無かったことから、安全対策は万全であったと思われる。MIRS作業全体では、メカ班の意識の統一がしっかりと成されており、どの作業も効率良く行うことが出来た為、非常に良いメカ班であったと感じる。
・エレキ
今回のMIRSに関してはAruduinoやRaspberryPiのシールドの改良やケーブル作り、アンプの作成、非常停止スイッチの設置、各センサの単体試験などをやった。今まで授業ではやらない新しい内容で、勉強しながら取り組むことが出来た。
・ソフト
プログラム自体は標準機のものをベースにしていたためそれほど時間をかけずに終えることが出来た。年明け以降は統合試験を繰り返したり新機能を追加したりなど全体的に時間に余裕があった。
7.感想
伊吹幸輝(DM、メカ)
MIRSの活動を通してまず、団体で1つのものを作り上げる楽しさを知りました。
協力して活動をする大切さ、それによって作り上げた時の達成感は、今後社会人になっても貴重な経験として活かされる時があるかもしれないと感じています。
全体を通して、予定通りに活動が進まなかったり制作中のミスも、それらを含めたものが制作活動であり、それを考慮して予定を立てるということが大切なのかなぁと感じました。
DMとしてドキュメント管理を任されて、初めは慣れずに遅かった作業も後半は慣れて早くなり、何事も経験を積むことで効率的な作業ができると学びました。
本当にいい経験を一年かけて積めて良かったと思います。
宇野光輝(メカ)
今回、MIRSではメカ班として主に活動していました。
設計段階では、メカ班の他の2人が上手く作業出来るように自分なりに3DCADの使い方を教えていましたが、結局ロボットの3Dモデルは自分がほとんど作ってしまいました
。2人のことを信じてもっと仕事を任せれば2人の成長の糧になったかもしれないと反省しています。
しかし、その後のロボット部品製作の段階では自分よりも2人の方が作業していて、良かったと思いました。
このMIRSを通じて感じたことは、人それぞれ得意不得意があるからこそ協力することが大事、ということです。
最終的な結果は総合成績2位でしたが、他のどの班よりも班員同士の協力的な姿勢があり、雰囲気も良かったと思っています。今までありがとうございました。
大森和哉(PM、エレキ)
今回のMIRSの活動ではPMとエレキという役割をした。
私がPMをやっているのにうまくいったということはみんながしっかりしていたのでMIRSが成功したのだと思います。
私たちの班は特に仲が良くて、一番協力してやれたのではないかと思います。
またMIRSで学んだ知識や、仲間と協力する大切さをこれからも生かして行きたい。
四之宮魁杜(メカ)
僕はこのMIRSの授業を通して様々なことを学びました。
自分の担当のメカでは、同じ担当のメカの人と協力して作業を行うことができました。
普通の授業では机の上のお勉強しかしないので、このように1つのことを自分たちで考えながら行いということは、働くことになった時に役立つことだと思いました。
その他にも、メカの作業以外で自分たちの長所を生かして作業を行えました。
僕は高専祭の投票の時にひたすら客引きをしました。
僕たちのロボットが1番優れているというわけではなかったのですが、他の班と比べて山ほど人を集られたので、2日間ひたすら客引きをしてよかったと思いました。
僕たち班には、俳優のように演技が上手な宇野くん、仕事ができ、人をまとめるのがとても得意な大森くん、子供の相手をするのがとっても上手な西島くん、いつも元気でイキイキしている伊吹くん、適切な意見をたくさんくれる望月くん、客引きと発表が得意な成田くんなど、みんな自分の得意なものがありそれを発揮できたと思います。この経験を生かし、人と協力して作業するということに活かしていきたいです。
成田正宗(TL、エレキ)
この経験は、将来技術者、社会人になる上で一生の糧となる。
授業や実験で学んだ知識を活かし設計製作に取り組んだが、それ以上に自分で学ぶことの方が多かった。
自分で調べ、試行錯誤を繰り返した経験は将来役に立つだろう。
技術的な面だけでなく、マーケティングやプレゼンテーションもそうだ。
自分たちで答えのない課題を見つけ、それに対する答えを作り出す経験は今までになかった。
ユーザの設定、ユーザを第一に考えた設計を考え、実際にユーザに使ってもらい、得た感想、意見を元にさらに改良することができた。
プレゼンテーションにも力を入れた。
最初は人に見せられるレベルではなかったが、先生方にアドバイスをいただいたり、ロボットに全く興味のない後輩達に無理矢理プレゼンを聞かせ感想をもらったりと発表会に活かした。
結果、プレゼンにおいては一位を獲得した。そして、1番大変であり1番楽しかったのがチームでの作業だった。
皆優秀でメカ、エレキ、ソフト全てが無駄な残業無しに期限より早く作業を終わらせ、追加機能をつけたり、学童に社会実装実験に行く余裕まであった。技術以外の分担分けではその度に悩むことがあったが、各々にとって得意分野であったと思う。みんながチーム内で個性を活かし尽力してくれたおかげで高専祭1位発表会2位という結果を得た。
MIRS1802よ、永遠なれ。
西島海渡(ソフト)
一年間で一つの製品を作り上げると言うのは初めての経験であり、なかなかうまくプログラムが動作せず苦戦したり、突然ラズパイが死んでしまい復旧に手間取ったりしたものの、実際に仕様通りに動作した時にはそれまでの苦労があった分感動した。
授業全体の結果は2位であり、体験入学時のデモ競技会の結果があと少しでも良ければ全体1位にいけたのでそれだけが心残りである。
望月翔太(ソフト)
MIRSの授業を通じて、基本設計・詳細設計・開発・実装と順に経験していくことは貴重な体験となった。
エレキ・ソフトと作業を体験し、幅広い分野の作業を行えることはD科の利点であるとあらためて感じた。
また、自分にできること、できないことを分担し手作業を行い、長い時間をかけて一つの大きな目標を達成することは貴重な体験であると感じた。
今回はC言語を用いてプログラミングを行ったが、使用目的に応じてPythonやJavaなどの複数の言語も利用してみたいと思った。
以下に各パート開発報告書のリンクを示す。
MIRS1802 メカニクス開発報告書
MIRS1802 ソフト開発報告書
MIRS1802 エレキ開発報告書
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