名称 MIRS1004 メカ班 夏季集中講義報告書
番号 MIRS1004-PRSN-0001

最終更新日:2010.6.11

版数 更新日 作成 承認 改訂記事
A01 2010.7.30 高村嘉門 細越 寛太 初版
A02 2010.7.30 細越 寛太 細越 寛太 追記

目次

  1. 課題名・課題概要
  2. 作業日程
  3. 問題点と対策
  4. 成果
  5. 反省点
  6. 今後の課題
  7. 感想
  8. プレゼンテーション資料

    実施者名
    高村(嘉) 戸塚 細越 宮川


  1. 課題名・課題概要
    1. キャタピラ・シャーシの設計製作
      MIRS1004では駆動方式としてキャタピラを採用した。
      それに伴い、キャタピラを取り付けられる形状のシャーシを新造する必要が生じたため
      MIRS本体の全体的な小型化・軽量化を兼ねて、シャーシの新造とキャタピラ取付け部の新造を目標とする。


  2. 作業日程
    1.      活動内容
      月曜日 最初の試作シャーシを作った。このシャーシを用いて、細かい寸法にはこだわらずに大まかな寸法を検討した
      また、モーターと起動輪を接続するための円柱ハブシャフトを設計し、その作成を工場に依頼した。
      この円柱ハブシャフトの完成が今回の集中講義の期間内では不可能なため、本格的な動作試験は断念した。
      火曜日 今回最終的に組み立てたシャーシの設計とその削り出しを行った。
      水曜日 シャーシにねじ穴や配線用の穴をあけた。
      また、キャタピラの大まかな形状をどうするかについて検討を行い、アルミ板から必要な部品を削り出した。
      木曜日 キャタピラ基部に各種の部品の組み付けを行った。
      また、シャーシに各種基盤や配線を試験的に組み付けた
      この日、MIRSの大まかな外形が完成した。

    各種部品はアクリル板やアルミ板を用いて作成した。


  3. 問題点と対策
    1. シャーシ
      問題点 穴あけの際のミスや測定のミスでねじ穴がずれていることがあった

      対策  微妙なずれは無視し、どうしても必要な部分は穴あけを再度行った

      問題点 最初に考えていた素材(CFRP)では、シャーシに使う経費が高くなりすぎることが判明した

      対策  シャーシの素材を比較的安いアクリルに変更した。

      キャタピラ
      問題点 起動輪とモーターをつなぐ円柱ハブシャフトが完成していないため、動作試験が行えない

      対策  本格的な動作試験は休み明けに行う


      問題点 転輪として使用できるパーツがなかった。

      対策  去年のMIRSのジャンクから使えそうなパーツを持ってきた。
          おそらく椅子のキャスターの車輪を外して背中合わせに張り合わせたものだと思われる。


      問題点 アルミ板を曲げるのが思ったよりも難しく、理想のパーツは作成できないことが分かった。

      対策  現在の技術でも作成可能な設計に変更した


  4. 成果
    1. 今回設計・製作した各種部品の設計図へのリンクです。
    2. 円柱ハブシャフト設計図
        http://www2.denshi.numazu-ct.ac.jp/mirsdoc2/mirs1004/mech/0001.html

    3. モーターと起動輪を接続するためのパーツです。今回は完成していません。
      設計図を工場に送りました。

    4. 下段シャーシ試作品設計図
        http://www2.denshi.numazu-ct.ac.jp/mirsdoc2/mirs1004/mech/0002.html

    5. モーターやモーター制御ボードが配置される。

    6. 中段シャーシ試作品設計図
        http://www2.denshi.numazu-ct.ac.jp/mirsdoc2/mirs1004/mech/0003.html

    7. CPUボードやFPGAボード、ドウターボード、電源ボードが配置される。

    8. 上段シャーシ試作品設計図
        http://www2.denshi.numazu-ct.ac.jp/mirsdoc2/mirs1004/mech/0004.html
      各種シャーシが配置される。
    また、設計図にはあがっていないが、キャタピラ基部の設計製作も併せて行った。



  5. 反省点
    1. 工場に依頼した円柱ハブシャフトが完成していないため、動作試験を行うことができなかった。
      円柱ハブシャフトだけでももっと早く設計できていれば、動作試験もできたかもしれない
    2. 加工精度が今一つだったり、測定が少しいい加減になってしまっていたりなどの問題があった。
      今後はそのようなことが起こらないよう注意して加工を行いたい。
    3. 回路の扱いが少しいい加減でモーターとの導線がちぎれてしまった。注意したい
    4. あまりに余裕をもってスケジュールを組んでしまった。(笑)


  6. 今後の課題
    1. 円柱ハブシャフトが完成次第今回行うことができなかった動作試験を行い、判明した問題点に対処すること
    2. 配線がまだ完全ではないので、実際に配線を行い問題点が現れないか確認すること。
      また、問題点が判明した場合にその対処。
    3. 各種センサーの搭載位置の検討と実装


  7. 感想
    1. 今回の夏季集中講義では、かなり余裕をもって作業することができました
      おかげで、作業を完了できないのではないかという不安はほとんどありませんんでした。
      本来、今回の集中講義で行う予定ではなかった、基盤や各種導線の実装まで今回の実習期間で行うことができたというのは、
      今後のMIRS設計製作の大きなアドバンテージになると思います
      今後、実際の動作試験や各種機能の実装にあたって様々な問題点が出てくるとは思いますが、
      それらにもきっちり対処していくことができたらよいと思います。


  8. プレゼンテーション資料
    1. MIRS1004 メカ班 電子機械設計演習の報告


  9. 関連文書
    1. MIRS1004 第1回システム提案書
        http://www2.denshi.numazu-ct.ac.jp/mirsdoc2/mirs1004/dsgn/0001.html
    2. MIRS1004 技術調査001
        http://www2.denshi.numazu-ct.ac.jp/mirsdoc2/mirs1004/tech/0001.html

    沼津工業高等専門学校 電子制御工学科