沼津高専 電子制御工学科
MIRS0205 開発完了報告書
MIRS0205-DSGN-0003
改訂記録
版数 作成日 作成者 承認 改訂内容
A01 2004.02.27 高根澤,藤田
高橋,齋藤
齋藤 初版

目次

  1. はじめに
  2. 開発過程
    1. 3年次
    2. 4年次
  3. 試験結果
    1. サブシステム試験
    2. システム試験(プレ競技会)
    3. 競技会
  4. 作業工数分析
    1. 作業別
    2. 月別
  5. 問題点の発生と分析
    1. メカニクス
    2. エレクトロニクス
    3. ソフトウェア
  6. まとめ

  1. はじめに
  2. これはMIRS0205の開発完了を示し、これまでの作業過程、作業工数を分析したものである。

  3. 開発過程
  4. 以下に開発計画と対比させた開発過程を示す。

    1. 3年次
        開発項目 開始(計画) 終了(計画) 開始(作業) 終了(作業)
        システム計画書 2001/12/11 2002/03/31 2001/12/11 2002/03/31
        調査(MIRSの各部について) 2001/12/11 2001/12/18 2001/12/11 2001/12/18
        基本設計 2002/01/08 2002/02/07 2002/01/08 2002/02/07
    2. 4年次
        開発項目 開始(計画) 終了(計画) 開始(作業) 終了(作業)
        システム計画書改定 2002/04/09 2002/04/30 2002/04/09 2002/04/30
        基本設計改定改定 2002/04/09 2002/05/31 2002/04/09 2002/05/31
        詳細設計書(メカ) 2002/04/23 2002/05/25 2002/04/23 2002/05/25
        詳細設計書(エレキ) 2002/04/23 2002/05/25 2002/04/23 2002/05/25
        詳細設計書(ソフト) 2002/04/23 2002/05/25 2002/04/23 2002/05/25
        製造(メカ) 2002/07/09 2002/07/16 2002/07/09 2003/02/07
        製造(エレキ) 2002/07/09 2002/07/16 2002/07/09 2003/02/07
        製造(ソフト) 2002/07/09 2002/07/16 2002/07/09 2003/02/07
        ドキュメント整理(メカ) 2003/02/07 2003/02/21 2003/02/07 2003/02/21
        ドキュメント整理(エレキ) 2003/02/07 2003/02/21 2003/02/07 2003/02/21
        ドキュメント整理(ソフト) 2003/02/07 2003/02/21 2003/02/07 2003/02/21

  5. 試験結果
    1. サブシステム試験

    2. プレ競技会
      2回やって、2回ともポストをひとつ獲得することが出来た。

    3. 競技会
      競技順を決める試技ではスタート直後に白線の外に出て失格になった。一回目の競技では3つのポストを獲得したが、順番どおりではなかった。二回目の競技では2つのポストを獲得したが、同じく順番どおりではなかった。

  6. 作業工数分析

    1. 作業別


      月別


  7. 問題点の発生と分析
    1. メカニクス
      問題点 原因 解決策
      1 サスペンションが一度沈むと元に戻らない。 スプリングが柔らかすぎた為。 スプリングを締め上げて、硬くした。
      2 アームの先端部分が不安定。 エアシリンダのみで先端を支えていた為。 2本の補助棒をつけた。
      3 タッチセンサが壊れた。(2回) 高速でポストに激突した為。 その都度、新しいものと交換した。
      4 分解がしづらい。 各センサとドータボードをつなぐケーブルが多過ぎた為。 各階層ごとにケーブルを一つの基盤にまとめ、その基盤同士をフラットケーブルでつないだ。
      5 圧縮空気を使い切った後、エアシリンダが動かなくなった。 使用した電磁弁が内部パイロット式という、加圧側と開放側の圧力差がある程度ないと正しく動作しないものだったので、圧縮空気がなくなって途中で止まると、弁がきっちりと閉まらず、空気漏れしていた為。 圧縮空気を使い切る前に、空気を補充することにした。
      6 エアシリンダの動作速度が速すぎる。 エアシリンダに流れ込む空気の流速が速過ぎた為。 電磁弁とエアシリンダの間にスピードコントローラをつけ、流速を絞った。
      7 エアシリンダが5回しか動かない。 500mlのペットボトルでは容量が足りなかった為。 ペットボトルをもうひとつ増やした。
      8 見た目がいまいち。 ケーブル類が外に出ていた為。マネージャーが変なこだわりを持っていた為。 化粧板を取り付けた。ゆうちゃん(マスコット)を乗せた。

    2. エレクトロニクス
      問題点 原因 解決策
      1 電源を入れた瞬間に電源ボードのパターンが焼き切れた。 コネクタからのVccとGndの供給が逆だった為。 切れた回路をジャンパ線でつなぎ直し、コネクタの接続を逆にした。
      2 ドータボードがFPGAボードに接続できなかった。 ドータボードのピンの配置間隔を間違えていた為。 FPGAのピンの配置間隔をノギスで実測し、新しく製作した。
      3 FPGAから信号がこない。 使えないピンを使っていた為。 正しい場所にジャンパ線でとばした。
      4 PICでA/D変換が出来なかった。 A/D変換を設定するレジスタが存在するBankに行っていなかった為。 プログラムを正しく変更した。
      4 回路を換装した際に、PICが異常発熱し、壊れた。 PICの向きが逆だった為。 正しい向きで予備のPICをさした。
      5 LCDが動かない。 GNDがつながっていなかった為。 ドータボードのパターンを正しく配線した。
      6 センサがすべて動かない。 ドータボードのVccのパターンが剥離し、GNDと接触(ショート)していた為。 とりあえずは、ジャンパ線でつないで応急処置をし、ドータボードを作り直した際に、パターンを太くした。

    3. ソフトウェア
      問題点
      原因
      解決策
      シリアルポートからの情報が文字化けする
      PC-PIC間の通信仕様
      PIC側でChar型で出力してPC側で変換するようにして改善した。
      PSDの値が不正確
      PSDドライバの変換仕様,及び送信データの不安定さ PSDからの送られてくる電圧データをドライバで距離に換算しているが、 70cmを超えるとデータが酷く不均一になる。今回は一定値以上の場合は物体が遠距離にあるということだけを上位に伝えるようにした。
      メインプログラム実行中にSegmantation Faultがでて止まる プログラムエラー コンパイルには引っかからなかったが、ポインタ関連のミスと思われる。 最終的にはエラーを発見できずじまいだった。使用可能なプログラムを用いてプログラムを書き直した。
      ポスト周回時に衝突する(内側に切り込んで周回する) 移動パラメータ調整不足 PSDを用いて距離測定しながらフィードバックをかけることにした。又TSに反応があったときにはポストから離れる行動に移るようにした。
      競技会場でPSDに不審な値が入力される プロジェクター、又はカメラ、西日によるPSDの誤作動?? 突如発生した原因不明のエラー。原因はあくまで推測である。メインプログラムでスタートから暫くPSDを使用しないで進ませることで一時的には動いたがスタート付近ではやはり誤動作を起こしていた。会場を再度組み立てないと原因追求と改善は難しい。解決の第一歩として競技会前の会場設置を提案する。

  8. まとめ
    1. メカニクス

      エレクロトニクス

      ソフト

      ドキュメントマネージャより

      マネージャより


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