- はじめに
この仕様書は、MIRS0103のドーターボードの取扱方法と機能詳細を記載したものである。
- 取扱い説明
- 外観
ドーターボードの実装図、部品表はMIRS0103 ドーターボード製造仕様書
- 基盤の固定方法
- 部品、必要器具
FPGAボード、MIRS0103 ドーターボード
- 手順
- 水道の蛇口等の金属にさわり体に溜まっている静電気を逃がす。
- FPGA_JP20A の 1pin と ドーターボードの DB_JP1A の 1pin 、FPGA_JP60C の 1pin と ドーターボードの DB_JP2B の 1pin がそれぞれ合うように2枚の基板を合わせる。
- 両側からゆっくり力を加えていき、2枚の基板の隙間がなくなるまで押しこむ。
- I/O制御ボード(完成した基板)をISAバスに挿し込む。
- ケーブルの接続
各種インターフェイスとのケーブルの接続はMIRS0103 ケーブル製造仕様書一覧
- 機能説明
- 機能概要
MIRS0103ドーターボードは、FPGAボードで行っているATLMIRS独自の入出力機能の制御を補助するためのボードである。この機能を実現するためにMIRS0103ドーターボードは以下のような機能を持つ。
- ドーターボードを通してFPGAボードにつながる各基板に電源(5V GND)を供給する。
- 液晶ディスプレイボードのコントラストアジャストを行う。
- タッチセンサ(マイクロスイッチ)から入力されるスイッチ入力のチャタリング除去を行う。
- 超音波送信信号のプルアップを行なう。
- FPGAボードから送られてくるMPC信号を用いて、MPCボードのフォトカプラを動作させる。
- PDボードから送られてくる駆動系電源ON信号からパワーオン信号を作ってFPGAボードに出力する。
- 構成
fig.1 ドーターボードの機能構成図
fig.2 ドーターボードの電源系統図
* コネクタ - ブロック間の各信号はMIRS0103 エレクトロニクス詳細設計書参照。
- LCDコントラストアジャスト回路
- ボリウムを用いてLCDボードの液晶ディスプレイのコントラストアドジャストを行う。
また、その他の信号を素通りさせることでFPGAボードのジャンパとしての機能を持つ。
- パワーオン信号処理回路
- PDボードから送られてくる駆動系電源ON信号を用いてフォトカプラを動作させ、その出力信号をパワーオン信号としてFPGAボードに出力する。
- 超音波センサ選択回路
- マルチプレクサの制御信号に超音波センサ選択信号を入れることにより、ATLMIRSの4つの超音波センサとFPGAボードの超音波センサ信号処理モジュールの接続制御を行う。
- タッチセンサ入力チャタリング除去回路
- タッチセンサ(マイクロスイッチ)から入力されるスイッチ入力のチャタリング除去を行いタッチセンサ信号としてFPGAボードに出力する。
- モーターパワーコントロール信号処理回路
- FPGAボードからオープンコレクタ出力として送られてくるMPC信号に抵抗を介すことで、MPCボードのフォトカプラを動作させる。
- インターフェース
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